〈聖なるもの〉を撮る 宗教学者と写真家による共創と対話

  • 山川出版社 (2023年8月16日発売)
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本 ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784634152366

作品紹介・あらすじ

聖地・祭り・教祖など、〈聖なるもの〉に惹かれ、シャッターを切ってきた写真家と宗教学者が、あらためて〈聖なるもの〉を撮ること、〈聖なるもの〉の写真との向き合い方を語る。
誰もがスマホを持ち歩き、誰もがいつでも撮影し、発信する時代に〈聖なるもの〉の写真を撮ること、撮ってきたこと、そしてその写真を見ることとはなにかを考える。

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〈目次〉

〈聖なるもの〉を撮ることとは
        ―「はじめに」に代えて 港千尋・平藤喜久子
第1部  聖なる風景
神話の風景               平藤喜久子 
観光のまなざしのなかの近代の聖地―ルルドを中心に    山中弘 
天皇陵をめぐる歴史の旅         伊奈英次 
「アイヌの地」―「アイヌ-モ-シリ」を撮ること      露口啓二
不可視の場所、反転する世界       シェレンバウム・ゾエ 

写真家と研究者で、失敗写真を考える①  港千尋・平藤喜久子 

第2部  聖なる人
聖なる像のトライアル          港千尋 
秘教家たちの肖像            深澤英隆
「教祖」と写真             弓山達也 
格闘する人―人間を超えた存在に向かって 甲斐啓二郎 
あたため戯れる―ザールを撮る      川瀬慈 

写真家と研究者で、失敗写真を考える②  港千尋・平藤喜久子 

第3部  先人たちのまなざし
柳田國男と/民俗学と写真―方法論の不在について  飯倉義之
折口信夫と写真―「実感」を記録し、伝える     川嶋麗華 
小泉八雲の写真―歴史資料としての価値を見すえて  小泉凡 
岡本太郎のまなざし―聖なるものへの挑戦      大杉浩司 
写真家と研究者で、失敗写真を考える③  港千尋・平藤喜久子 

執筆者紹介  

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〈編者〉

港 千尋(多摩美術大学教授)

平藤 喜久子(國學院大學教授)

感想・レビュー・書評

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絞り込み
  • 港千尋 所長|編・著『〈聖なるもの〉を撮る:宗教学者と写真家による共創と対話』 | 多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所
    https://www2.tamabi.ac.jp/iaa/chihiro_minato_book_seinarumono/

    Zoé Schellenbaum
    http://www.zoeschellenbaum.com/

    港 千尋 Chihiro Minato | 多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所
    https://www2.tamabi.ac.jp/iaa/member/chihiro-minato/

    平藤 喜久子(神道文化学部 神道文化学科) | 國學院大學|K-ReaD( Kokugakuin University Researcher’s Achievement Database)
    https://k-read2.kokugakuin.ac.jp/profile/ja.deef9c440b8da95f.html

    〈聖なるもの〉を撮る | 山川出版社
    https://www.yamakawa.co.jp/product/15236

  • カメラを持っていないのですが、写真を撮るという事に興味があったので、読んでみました。
    想像より面白く読めました。

  • 【鹿大図書館の所蔵情報】
    https://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BD0356453X

    【選書ツアーコメント】
    あなたはどんなとき写真をとりますか
    ・だれでもスマホで写真を撮れる時代に、写真を撮ること、そしてその写真を見ることを考えてみませんか。
    ・聖地・祭り・教祖など、〈聖なるもの〉に惹かれ、シャッターを切ってきた写真家と宗教学者が、あらためて〈聖なるもの〉を撮ること、〈聖なるもの〉の写真との向き合い方を語る。

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著者プロフィール

写真家、映像人類学者。多摩美術大学教授。1960年神奈川県生まれ。南米滞在後、パリを拠点に写真家として活躍。1995年より多摩美術大学美術学部で教鞭をとり、現在は同大学情報デザイン学科教授。2006年〈市民の色〉で伊奈信男賞受賞。2007年第52回ヴェネチア・ビエンナーレ美術展における日本館の展示企画コミッショナーをつとめる。

「2019年 『現代写真アート原論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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