橋の社会文化史

  • 山川出版社 (2024年9月3日発売)
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本 ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784634152489

作品紹介・あらすじ

その時代に、橋はどのような意味が込められていたのか―?
橋の歴史から人々の文化を読み解く。

橋は、場をつなぎ、人をつなぐ。絵巻物や屏風にも描かれ、そこには合戦や物語など、その時々の文化が描かれている。橋を架けることにより、動機・制度・維持・修造などから、政治的な問題や社会の変化も見えてくる。
絵巻や屏風、浮世絵などの絵図とともに日本各地、各時代の橋の歴史と、人々の文化をたどる!

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〈目次〉
はじめに
第1章 古代の三橋
橋の始まり 架橋と国家管理 宇治橋の変遷 宇治橋の橋姫伝説 山崎橋と京都 勢多橋の架橋 勢多橋の物語 

第2章 諸国の橋
長柄橋 渡辺橋 呉服橋と淀の橋 東海道の橋 浜名橋 船橋 三島社の橋、鑁阿寺の橋 鎌倉周辺の橋 安義橋・桶詰橋と天橋立 厳島神社の橋と宇佐神宮の橋 寺院の橋

第3章 京の橋
寺社境内の橋 一条戻橋 五条橋 四条橋 法輪寺橋 法輪寺橋・四条橋・五条橋 

第4章 近世の橋
戦国大名と橋 三条大橋・五条大橋・四条大橋 四条大橋と高瀬川・白川の橋  勢多橋の風景 宇治橋と渡月橋 神域に架かる橋 摂津・紀伊の橋 宇治橋 

第5章 西国城下町の橋
岡山城下の橋 鳥取・松江城下の橋、石見羅漢寺の橋 広島の七橋 錦帯橋 萩と小倉の橋 長崎眼鏡橋 九州の石橋 薩摩・琉球の橋

第6章 東国の城下町の橋
尾張藩と橋 福井の九十九橋 犀川大橋と浅野川大橋 越中富山城下の橋 飛騨高山、出羽横手の橋 南部藩の城下町の橋 仙台の橋
  
第7章 諸国の奇矯
祖谷の蔓橋、出羽の臥龍橋 越中の布橋・愛本橋 木曽街道の橋 甲斐の猿橋 足利の天高橋 日光の神橋 

第8章 日本橋界隈の橋
日本橋 筋違橋 京橋 浅草橋 水道橋 日本橋 

第9章 隅田川沿いの橋
千住大橋 両国橋 新大橋 永代橋 吾妻橋 亀戸天神の太鼓橋 一の橋 万年橋 常盤橋 三つ橋 

第10章 橋の世界
日本大橋尽番付と絵師 東海道中の橋 伊勢参宮の橋と伏見京橋、三条大橋 豊後橋と淀の橋 大坂の橋 高麗橋と京橋 大坂の新設橋

第11章 文明開化と橋
長崎・大坂の鉄橋そして高知沈下橋 京都の橋の文明化 東京の橋 文学に見る橋 新潟の万代橋 豊平橋と神居大橋、幣舞橋  十綱橋、須賀川橋 水府橋、利根川の橋 横浜の橋、ベイブリッジ

おわりに
参考文献   

感想・レビュー・書評

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  • 【本学OPACへのリンク☟】

    https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/722404

  • 古来の橋について、バラバラと記載されている。
    ストーリー性がなく、書籍としてまとまっておらず、残念な本。

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著者プロフィール

東京大学名誉教授・放送大学名誉教授
1946年生。東京大学文学部卒業。同大学院人文科学研究科博士課程中退。神戸大学、お茶の水女子大学、東京大学文学部教授などをへて、2006年東京大学を定年退職。放送大学教養学部教授、2016年定年退職。著作は『院政期社会の研究』(山川出版社、1984年)、『吾妻鏡の方法:事実と神話にみる中世』(吉川弘文館、1990年、増補版2000年、新訂版2018年)、『武士と文士の中世史』(東京大学出版会、1992年)、『書物の中世史』(みすず書房、2003年)、『文学で読む日本の歴史』(全5巻、山川出版社、2015-20年)、『疫病の社会史』(KADOKAWA、2022年)など多数。

「2024年 『武士と文士の中世史 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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