日本史のなかの愛知県 身近な史跡・文化財を通して、地域の歴史と文化を読み直す
- 山川出版社 (2024年5月28日発売)


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本 ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784634249042
作品紹介・あらすじ
尾張・三河の二つの古代文化、三英傑を生んだ生産力、東西の物資の結節点としての江戸時代など、「愛知県と中央(都・首都)・世界のつながり(交流)」がわかる。国指定文化財だけでなく、町指定・市指定・県指定文化財も多く取り上げる。愛知県の身近な史跡の意外な歴史を感じられる。
感想・レビュー・書評
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日本史における愛知県に残る痕跡などを紹介しつつ、愛知県がどのような役割を果たしたのかを探る、本当にローカルな1冊。瀬戸や常滑があることから、古代からしっかりと言及されており、近代まで、詳細に調べられており、歴史の教科書・辞書のような一冊です。ついつい戦国や江戸時代に注目されがちなところですが、各時代満遍なく紹介されているところが、参考になります。歴史的な事実のみに片寄るのではなく、文化や災害なども触れられており、今後いろいろと参考になると思います。
<目次>
はじめに
【口絵】文化財で見る日本史のなかの愛知県
愛知県の歴史講義
1章<原始>遺跡が語る東西の結節点
2章<古代①>尾張・三河と穂の国ー首長墓にみる古代の地域
3章<古代②>令制と古代国家・仏教、それと窯業
4章<中世>やきものでみる中世愛知
5章<戦国>信長と家康を支えた拠点城郭
6章<近世①>東海道をゆくー城・城下町と宿場町のにぎわい
7章<近世②>「ものづくり愛知」の源流ー繊維・窯業・醸造の名産
8章<近代①>愛知県の誕生
9章<近代②>近代産業の成立と展開ーあいちの産業の礎
10章<近代③>戦争・戦災・復興ー大正と昭和の半世紀
11章<民俗>祭りと芸能ー今日に続く祈りとにぎわい
12章<災害史>愛知県と災害/愛知県エリア別史跡・文化財マップ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大人の社会科の教科書のようでした!
西尾張エリア出身の私は
三河エリアはあまり馴染みがなく
知らないことも多かった
川湊として栄えた津島のことも
触れて欲しかった...
国府宮の裸まつりは
「夜儺追神事」のことが
ちゃんと書かれていたのでホッとした
愛知県のどこのエリア出身かで
物足りないと思ったり
知らなかった〜というところがあって
面白いと思う