帝国主義と世界の一体化 (世界史リブレット 40)

  • 山川出版社 (1997年1月1日発売)
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本 ・本 (96ページ) / ISBN・EAN: 9784634344006

感想・レビュー・書評

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  • 昨今の帝国主義研究の進展で、1997年出版のこの本がどれだけ古く見えるかと思いきや、ほとんど古びていない。運輸と通信で一体化しながら、内部に階級・民族・人種の序列化の軋みと分断の芽を育てていく帝国主義の世界。資本帝国主義もきっちり触れている。ラテンアメリカの記述が欠けているのが、昨今の研究との大きな違いか。

  • はじめに帝国主義理論の変遷を解説している。その後はグローバル化と並行した帝国主義の形成を長いスパンで描き、その結果として起こる近代的価値観による人種差別の再構成に踏み込む。
    差別構造の複雑さがよく整理されている。

  • 世界史リブレットって読み物としてもおもしろいものが多い、勉強とか関係なく普通に全巻欲しいレベル

  • 東大世界史対策

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著者プロフィール

1928年生まれ。東京大学文学部卒業。名古屋大学名誉教授。主要著書:『ドイツ第二帝制史研究』(青木書店 1977年)『ドイツ近代史』(共編著 ミネルヴァ書房 1992年)『帝国主義と世界の一体化』(山川出版社 2013年)他

「2014年 『讃岐の一豪農の三百年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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