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本 ・本 (96ページ) / ISBN・EAN: 9784634344303
感想・レビュー・書評
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この時代の清と朝鮮の関係は「属国自主」だという指摘がある。清が日露を牽制すべく朝鮮に欧米との条約締結を勧めた一方で朝鮮は当初これを拒否、というのもその一つか。大院君政権は衛正斥邪、閔氏政権は次第に開化政策に転換、壬午クーデターは中国の介入ですぐに頓挫し、日本(の一外交官、少なくとも)が後押しした甲申事変は失敗、その後の日清戦争、露館播遷、そして日露戦争を背景にした日本による支配強化、と、この時代の朝鮮は他の大国との関係抜きでは語れない。
また、閔氏政権の開化政策や金弘集政権の甲午改革など、外国の影響下ではあれ朝鮮自体にも改革の動きはあるにはあった。大院君政権時の世道政治の打破や壬午クーデターも、ある意味改革と言えなくもない。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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