ナチズムの時代 (世界史リブレット 49)

  • 山川出版社 (1998年12月1日発売)
3.79
  • (6)
  • (14)
  • (13)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 124
感想 : 5
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (96ページ) / ISBN・EAN: 9784634344907

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 予習!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      どちらも図書館を利用するしかないのですが、この2冊は有益です。ヘルムート・プレスナー「ドイツロマン主義とナチズム」講談社学術文庫、ズビニェク...
      どちらも図書館を利用するしかないのですが、この2冊は有益です。ヘルムート・プレスナー「ドイツロマン主義とナチズム」講談社学術文庫、ズビニェク・ゼーマン「ヒトラーをやじり倒せ」平凡社
      2012/06/11
    • みけさん
      いろいろ教えてくださってありがとうございます!
      探してみます
      いろいろ教えてくださってありがとうございます!
      探してみます
      2012/06/13
  •  『ナチズムの記憶』(山川出版社、歴史のフロンティア)の著者、山本秀行氏による「世界史リブレット」(49)。1998年刊行。
     「ナチ運動や第三帝国を時代とのかかわりのなかで考えてみる」本が狙われた、とのこと。ここで言われる「時代とのかかわり」とは、「当時の同時代性(共時性)」のことではない。
     両大戦戦間期以降とされる長いスパンの「現代」と、狭い意味での「現代」(現在、コンテンポラリィ)の重層的な時間幅の内で「ナチ運動や第三帝国」の評価を試みる、といった狙いであるようだ。

  • 2008年7月

  • ナチスドイツが行ったことについて書いた本。

    面白いのは、ナチスに関してはすべてヒトラーが悪いという言説が主流であるのに対して本書ではナチズムの象徴としてしか位置づけられていないところである。
    またユダヤ人の迫害はナチス党結成時から行われたものの、ホロコーストはユダヤ人のドイツからの追放が不可能だと分かってからであるという部分である。

    本書に貫かれている論点は、ナチスドイツはヒトラーといういわばカリスマに引っ張られた特殊な社会状況ではなく、現実我々の生活している社会でも十分に起こり得るということである。
    今後はこの点に十分に注意しておきたい。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

神戸大学教授(専門分野:アジア系を中心とした現代アメリカ文学・演劇)
主要業績:『アジア系アメリカ演劇—マスキュリニティの演劇表象』(単著、世界思想社、2008年)、『アジア系アメリカ文学を学ぶ人のために』(共編著、世界思想社、2011年)、「『ハックルベリー・フィンの冒険』とアメリカ大衆演劇—ミンストレル・ショー、バーレスク、ミュージカル」(『マーク・トウェイン 研究と批評』第19号、2020年、pp.21-33)

「2025年 『アメリカン・ミュージカルと文化表象』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山本秀行の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×