サハラが結ぶ南北交流 (世界史リブレット 60)

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  • Amazon.co.jp ・本 (90ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634346000

作品紹介・あらすじ

今日、サハラ砂漠の北にはアラブ系の人びとが、南側には黒人系の人びとが住んでいる。二つの世界が定期的な交易活動を開始した十世紀ころから、アラブ人たちは黒人たちに関する情報を記述するようになった。しかし、観察し、記述した「北」による「南」に対する認識は、過去の歴史をこえて、現代に生きる私たちに「負の遺産」として伝えられている。本書ではサハラの南北交流史をたどりながら、この「負の遺産」の成り立ちを検証する。

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  • テーマ史

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著者プロフィール

上智大学・総合グローバル学部教授。1948年東京都生まれ。北海道大学文学部西洋史学科卒業、東京都立大学経済学部中退、中央大学大学院博士課程(東洋史学専攻)修了。博士(史学)。モロッコ・ムハンマド5世大学、エジプト・イブンハルドゥーン研究センター、フランス・エクサンプロバンスIREMAM(地中海アラブ・ムスリム研究センター)、アルジェリア・アルジェ大学CREAD(応用開発経済研究センター)などで研究に従事。
専門:マグリブ・イスラーム民衆史、アルジェリア・イスラーム政治運動
主な著書:『イスラム聖者』(講談社現代新書、1996年)、『サハラが結ぶ南北交流』(山川出版社、2004年)、『北アフリカ・イスラーム主義運動の歴史』(白水社、2005年)、『モロッコを知るための65章』(共編著、明石書店、2007年)、『アルジェリアを知るための62章』(編著、明石書店、2009年)、『マグリブ中世社会とイスラーム聖者崇拝』(山川出版社、2009年)、『原理主義の終焉か―ポスト・イスラーム主義論』(山川出版社、2012年)。

「2017年 『中東・イスラーム研究概説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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