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本 ・本 (96ページ) / ISBN・EAN: 9784634348400
感想・レビュー・書評
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僕らが東南アジアを旅したいと思うときに、イメージする平地の水田や山地の焼畑、棚田。これら平凡な農村風景の裏にある社会について紐解いている一書。
農村社会像についての今までの議論を説明した後、18世紀から植民地時代、独立後と時を追って農村社会がどのうような変遷をたどったかが記されている。
最後は日本同様に平凡に見える農村がすでに農村ではなくなっている現実と、発展しつつある国に共通して感じる(これは現地を旅していても感じる)人々が強く生きる姿を読み取ることが出来る。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
[ 内容 ]
東南アジアには現在も農村的風景が広汎に広がっている。
しかしそこで営まれている生活の内実の変化は大きく、しかもその速度は加速しつつある。
植民地支配を受ける前、東南アジアの村落は明確な境界をもたず、人びとの流動性が高いという特色をもっていた。
現在の経済グローバル化は、人びとの地域、国境までも超えた移動をもたらしている。
変化のさなかにある東南アジアの農村と農民の歴史をひもとく。
[ 目次 ]
東南アジアの農村
1 東南アジア農村社会像の創出
2 植民地時代以前の東南アジアの村落
3 輸出向け農業と農村
4 変わりつづける農村と農民の暮し
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