ヨーロッパの家族史 (世界史リブレット 117)

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  • 山川出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (90ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634349551

作品紹介・あらすじ

情愛によって結ばれる血縁家族は、近代になってはじめて誕生した家族像である。家族の歴史は、その理解のされ方、現実の生活の両面において非常に多様であった。本書では、ドイツを中心に十八世紀から二十世紀初頭にいたる家族の歴史的変遷を追い、家族にかんする言説、概念規定、経済的・社会的基盤、家族内の人間関係をたどりながら、伝統家族と対比される近代家族の特徴と、その生きられた姿を階層ごとに描き出す。

感想・レビュー・書評

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  • 社会学の講義にて課題図書として出され、読んだ本。
    ヨーロッパにおける家族観の変化を追っている。
    あくまで概論。そのためにあっさりと読める。しかし、内容が浅いわけではない。

    一般的に認識されている「家族」が、比較的最近されたという事実は驚きだった。

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著者プロフィール

東京大学名誉教授
『ジェンダー化する社会―労働とアイデンティティの日独比較史』(岩波書店、2004年)
『ローザ・ルクセンブルク―闘い抜いたドイツの革命家(世界史リブレット人87)』(山川出版社、2020年)

「2023年 『「社会」はどう作られるか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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