フリードリヒ大王 祖国と寛容 (世界史リブレット人 055)

  • 山川出版社 (2016年12月28日発売)
4.40
  • (3)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 51
感想 : 2
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

本 ・本 (112ページ) / ISBN・EAN: 9784634350557

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 正直なところ、あと10年は早く読みたかったと思う内容だった。
    フリードリヒ2世が誕生するまでのホーエンツォレルン家の歴史と、誕生してからの彼の行動や思想、業績などが、簡潔にまとまっている。何よりも、人口に膾炙しているフリードリヒ2世の「逃亡事件〜カッテ少尉の処刑」や「『反マキャヴェリ論』を執筆したくせに、すぐに戦争に乗り出した」などの逸話が、実際の現場の状況や彼の著書の内容と行動と照らし合わされる形で論証されているのが面白い。わたしも恥ずかしながら、それらの逸話について無責任に噂しまくった者のひとりなので、今回それらが検証されているのが嬉しくてならない。本当にもっと早く読みたい、読めばよかった本でした。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

一橋大学大学院法学研究科教授

「2024年 『法と文化の制度史 第5号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

屋敷二郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×