魏源と林則徐 清末開明官僚の行政と思想 (世界史リブレット人 070)

  • 山川出版社 (2015年4月1日発売)
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本 ・本 (120ページ) / ISBN・EAN: 9784634350700

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  •  清末の著名な2人。林則徐はアヘン厳禁政策の一方で海外の技術を評価し、国際法に基づく外交・貿易まで検討していた。科挙官僚だが実務重視。まさに「開明官僚」と言える。欽差大臣を一度は罷免されるが、太平天国の乱に際し再び任命されたので(すぐ他界するが)、その能力は認められていたのだろう。
     魏源は経世思想に加え『海国図志』。アジアからアラビア半島まで、また南北アメリカの地図はかなり正確だ。日本の幕末の志士や李朝(攘夷が強い朝鮮ではその枠内ではあったが)にも影響を与えたという。

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