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本 ・本 (460ページ) / ISBN・EAN: 9784634414709
感想・レビュー・書評
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大学の授業で必要と思われる部分のコピーをとったので返す。古代だけでなく中世・近代・現代まで扱ったギリシアの通史はめずらしいかも。
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通史としてのギリシア史。
全体の流れはよくわかる。
そして、ギリシアの通史を語るのが難しい(ローマによる征服以後、近代まで「ギリシア人」というアイデンティティは失われる)ことも、より具体的に理解できる。
ローマに征服されて以後、彼らは「ローマ人」としての自覚を持つようになる反面、スラヴ人やアラブ人の侵入と混血が進むのだ。
通史のため、それぞれのイベントの詳しい説明は少なく、それらは分かっている前提での記載ぶり。入門書ではない。 -
SM4b
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先史から現代までのギリシアの通史。まず本書では、そういう通史が可能かという問いが投げかけられる。これについて古代から現代まで一貫して変わらないギリシア語の使用を指摘して、それを話す人々(ギリシア人)のギリシア共和国の領域における歴史を叙述するという。とはいえ、ヘレニズム期やビザンツ期、あるいはオスマン支配期などにおいても各時代の全体の流れや制度を押さえつつギリシア共和国の領域の歴史の著述に入っていくので理解しやすい。同じ出版社のより詳細なシリーズ世界歴史大系の刊行予定に『ギリシア史』が無いのは非常に残念。
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卒論に行き詰った時に出会った、「大当たり」の本。
この本のおかげで無事卒論書けました。
特に鈴木董氏による、オスマン帝国支配下のギリシア人がよくわかった。
著者プロフィール
桜井万里子の作品





