ギリシア史 (新版 世界各国史 17)

  • 山川出版社 (2005年3月1日発売)
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本 ・本 (460ページ) / ISBN・EAN: 9784634414709

感想・レビュー・書評

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  • 大学の授業で必要と思われる部分のコピーをとったので返す。古代だけでなく中世・近代・現代まで扱ったギリシアの通史はめずらしいかも。

  • 通史としてのギリシア史。
    全体の流れはよくわかる。
    そして、ギリシアの通史を語るのが難しい(ローマによる征服以後、近代まで「ギリシア人」というアイデンティティは失われる)ことも、より具体的に理解できる。
    ローマに征服されて以後、彼らは「ローマ人」としての自覚を持つようになる反面、スラヴ人やアラブ人の侵入と混血が進むのだ。

    通史のため、それぞれのイベントの詳しい説明は少なく、それらは分かっている前提での記載ぶり。入門書ではない。

  • SM4b

  • 先史から現代までのギリシアの通史。まず本書では、そういう通史が可能かという問いが投げかけられる。これについて古代から現代まで一貫して変わらないギリシア語の使用を指摘して、それを話す人々(ギリシア人)のギリシア共和国の領域における歴史を叙述するという。とはいえ、ヘレニズム期やビザンツ期、あるいはオスマン支配期などにおいても各時代の全体の流れや制度を押さえつつギリシア共和国の領域の歴史の著述に入っていくので理解しやすい。同じ出版社のより詳細なシリーズ世界歴史大系の刊行予定に『ギリシア史』が無いのは非常に残念。

  • [ 内容 ]
    西欧文明の源といわれる古代ギリシア、ビサンツ帝国・オスマン帝国支配下の時代、近代国民国家としての独立から現代に至までを叙述。

    [ 目次 ]
    序章 ギリシア通史は可能か―連続性の検証
    第1章 ギリシア世界の形成
    第2章 ポリスの時代
    第3章 ヘレニズム・ローマ時代
    第4章 ビザンツ時代
    第5章 オスマン帝国時代
    第6章 近代のギリシア
    第7章 現代のギリシア

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 卒論に行き詰った時に出会った、「大当たり」の本。
    この本のおかげで無事卒論書けました。
    特に鈴木董氏による、オスマン帝国支配下のギリシア人がよくわかった。

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著者プロフィール

1943年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了、博士(文学)。東京大学大学院人文社会系研究科教授を経て、現在、東京大学名誉教授。おもな著書に『古代ギリシアの女たち』(中公新書)、『古代ギリシア社会史研究―宗教・女性・他者』(岩波書店)、『ソクラテスの隣人たち』(山川出版社)、編著に『新版世界各国史17ギリシア史』(山川出版社)、共著に『世界の歴史5ギリシアとローマ』(中央公論新社)『集中講義! ギリシア・ローマ』(ちくま新書)など。

「2023年 『歴史学の始まり ヘロドトスとトゥキュディデス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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