中世ヨーロッパの都市と国家: ブルゴーニュ公国時代のネーデルラント (YAMAKAWA LECTURES 8)
- 山川出版社 (2016年5月1日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (148ページ)
- / ISBN・EAN: 9784634475083
作品紹介・あらすじ
14〜16世紀、ネーデルラントにおける都市と君主の競合関係のなかで、都市と市民の多様な世界のうちに「近代市民性」を読み解こうとするボーネ先生の歴史学講義。
感想・レビュー・書評
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中世都市研究の足跡を踏まえた、都市と国家の関係性についての論文集。中世ネーデルラントへの興味から読んでみたものの、社会学的アプローチに関する知識が足りず、十分に理解できたとは言い難い…
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予想してたのと違って、都市史そのものではなく、都市史・史がメインだったがそれなりに面白い。
一次大戦前までは、中世都市のもつ近代性の萌芽は肯定的に捉えられていたが、大戦後には近代性や進歩に対する懐疑が生じ、歴史研究も農村史が主戦場となっていった。
3編目は、ブルゴーニュ領の都市と君主の関係性に関する具体的な話だったが、知識不足で消化不良だった。もう少し世界史勉強しよう。
訳は悪い。特に1,2編目は同時通訳なの?ぐらいのレベルで集中力が途切れる。河原温が訳にからんでたら手に取らないようにしよう。
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