中世ヨーロッパの都市と国家: ブルゴーニュ公国時代のネーデルラント (YAMAKAWA LECTURES 8)

制作 : 河原 温 
  • 山川出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (148ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634475083

作品紹介・あらすじ

14〜16世紀、ネーデルラントにおける都市と君主の競合関係のなかで、都市と市民の多様な世界のうちに「近代市民性」を読み解こうとするボーネ先生の歴史学講義。

感想・レビュー・書評

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  • 中世都市研究の足跡を踏まえた、都市と国家の関係性についての論文集。中世ネーデルラントへの興味から読んでみたものの、社会学的アプローチに関する知識が足りず、十分に理解できたとは言い難い…

  • 予想してたのと違って、都市史そのものではなく、都市史・史がメインだったがそれなりに面白い。
    一次大戦前までは、中世都市のもつ近代性の萌芽は肯定的に捉えられていたが、大戦後には近代性や進歩に対する懐疑が生じ、歴史研究も農村史が主戦場となっていった。
    3編目は、ブルゴーニュ領の都市と君主の関係性に関する具体的な話だったが、知識不足で消化不良だった。もう少し世界史勉強しよう。

    訳は悪い。特に1,2編目は同時通訳なの?ぐらいのレベルで集中力が途切れる。河原温が訳にからんでたら手に取らないようにしよう。

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著者プロフィール

1955年にベルギー・ヘントに生まれる。1977年ヘント大学文哲学部(中世史)を卒業し、現在ヘント大学文学部長。都市史を中心とした中世後期のフランドル社会史、史学方法論を専攻。著書に『ヘントとブルゴーニュ諸公:1384~1453』など多数。

「2014年 『中世末期ネーデルラントの都市社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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