アンコールからのメッセージ (ヒストリア 4)

  • 山川出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634490406

作品紹介・あらすじ

アンコール・ワットはどんな遺跡か。そこに塗布された、往時の人々のメッセージを読み解いて、魂の救済と祈りの世界、偉大な王たちの姿、深い精神性をもったアンコール文明を解明していく。

感想・レビュー・書評

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  • うつくしき仏像。森に沈む遺跡。
    それを遺棄した背景、首長の変化、その変化に翻弄されたであろう人々の生活、どのようであったのか。

  • 1.歴史を塗り替える大発見
    2.残された歴史のメッセージ
    3.アンコール王の力
    4.王朝末期の宗教改革
    5.王道と水利都市
    6.現地に学ぶ姿勢

    “文化遺産の保存と修復の事業は、個性豊かな地域性と、民族の伝統、その国の固有の文化を実証してくれる。「カンボジア人はどんな民族か」とか「私は誰か」を考える資料を発掘し、提供してくれるのである。”
    ーーーあとがきより。

  • 大村さんのカラー写真満載で、とても魅力的な本でした。内容は、アンコール王朝末期の歴史を塗り替えたといわれる、2001年にバンテアイ・クデイで発見された274体の仏像の話から歴史のメッセージを読み取るというもの。

    いまだ密林に眠る5大遺跡(サンボー・プレイ・クック、大プリヤ・カン、コー・ケー、ベン・メリア、バンテアイ・チュマール)にも言及されており、ほどよい学びが得られました。

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著者プロフィール

石澤良昭 いしざわ よしあき
1961年上智大学外国語学部卒業。文学博士(中央大学)。第13代上智大学学長(2005-2011)。現在、上智大学教授(特任)、上智大学アジア人材養成研究センター所長、上智大学アンコール遺跡国際調査団団長。2017年カンボジアのアンコール遺跡の保存修復および人材養成への貢献により「ラモン・マグサイサイ賞」を受賞。
専攻:東南アジア史(特にアンコール王朝時代の碑刻学)
主な著書:『東南アジア多文明世界の発見(学術文庫)』(講談社)、『新・古代カンボジア史研究』(風響社)など。

「2021年 『カンボジア中世史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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