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- Amazon.co.jp ・本 (110ページ)
- / ISBN・EAN: 9784634542907
作品紹介・あらすじ
平安時代末期、平家の南都焼討ちによって東大寺などの大寺は灰燼に帰しました。その復興のため中国から渡来した石工の子孫は「伊」姓を名乗り、大和を中心に多くの優れた石造物を残しました。また、その分流は「大蔵」姓を称し、鎌倉や箱根に活躍の場を見出しました。本書では、彼らの活躍ぶりをその作品と共に見ていこうと思います。最初に中国から石工を招致したのが、東大寺大勧進の重源であったように、一流の石工が活躍する背後には常にその時代を代表する高僧がいました。本書では、石造物を通じて垣間見ることができる、当時の仏教社会の一端にも触れてみたいと思います。
感想・レビュー・書評
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奈良は、石造物がとても多いような気がする。よく見ると鎌倉みたいだ、と思っていたが、鎌倉をはじめ様々な土地へ奈良の石工集団が招かれて色々作っていた時期もあったということをこの本を読んで理解した。
石造物に対する理解があれば、風景が違って見える。この本はとても良い入門書である。薄いので携帯にも向いている。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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