徳川綱吉―犬を愛護した江戸幕府五代将軍 (日本史リブレット人)

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感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (87ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634548497

作品紹介・あらすじ

「犬を愛護した五代将軍徳川綱吉」の政治は、「生類憐み」として知られる。のちの世からは犬を重んじ人命を軽視した異常な政策のようにみえるが、その根幹には徳川王権を神聖化するために、血の穢れや死穢を極端に忌避しようとした意図があったのではないか。百花繚乱の江戸文化がきらめく元禄時代に対して、天下人たる五代将軍はどのように向きあおうとしたのか。本書では、綱吉自身の目線から、その時代像を掘りさげていく。

感想・レビュー・書評

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  • 牧野近辺を調べ始めたかなり初期に読んだ本で、へー!って思うことがたくさんありました。
    勿論メインは綱吉ですが、牧野の話も載っています。
    家綱が亡くなった時喪に服しまくってたとか、将軍になるまでの苦悩、小心者の専制政治と言われる所以、側用人という仕事について書いてありました。

  • 今でも犬公方と呼んで誤解している人は残っていますが、江戸時代の将軍の中でも平成になって、これほど評価が変わった人はいないと思います。その辺の鳥類憐令や越後騒動、忠臣蔵の事件など、しっかり近世の歴史研究の成果が反映しています。バブリーな元禄時代、元禄大地震や宝永の富士山大噴火など大災害に立ち向かった人なので、現代の多くの人に読んでもらいたい本です。

    日本史リブレットのシリーズでは、ケンペルの本と一緒に読むと更に面白いです。

  •  日本史リブレット「人」の『徳川綱吉』です。

     図書館で何故か一冊だけ離れた場所にあったのでなんとなく手に取って読んでみました(…)
     綱吉の生涯についてさらっと流す感じの本で、一部『酒井忠清』と被るところがあるなあ…なんて思っていたら書いている人が同じでした^^;
     纏まっていて非常にわかりやすかったです。
     私自身、江戸について無知なのですが、それでも理解できる程度にはかみ砕いて書かれていてやさしい本でした。
     読んだ後は綱吉がなんとなく好きになれます(笑)

     しかし、今までの綱吉像を粉砕するような文をたびたび見かけて私は…

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著者プロフィール

1961年福岡県に生まれる。1993年九州大学大学院文学研究科博士課程中退。国文学研究資料館・史料館助手、東京都立大学助教授、九州産業大学教授等を経て、現在、九州大学基幹教育院教授。博士(文学) ※2019年12月現在
【主要著書】『酒井忠清』(吉川弘文館、2000年)、『江戸時代の武家社会』(校倉書房、2005年)、『淀殿』(ミネルヴァ書房、2007年)、『豊臣秀頼』(吉川弘文館、2014年)、『近世武家社会の奥向構造』(吉川弘文館、2018年)

「2021年 『女と男の大奥 大奥法度を読み解く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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