島地黙雷: 「政教分離」をもたらした僧侶 (日本史リブレット人 88)
- 山川出版社 (2013年2月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (95ページ)
- / ISBN・EAN: 9784634548886
作品紹介・あらすじ
「政教分離」をもたらした僧侶・島地黙雷。キリスト教を敵視する一僧侶にそれが可能だったのはどうしてか?そしてその意図は?黙雷の主張に耳を傾け、彼の行動を追うことで迫る。一人の僧侶に視点をすえた幕末・明治時代史。黙雷は明治やそれ以降の日本の社会にどんな影響をあたえたのか?そもそも近代日本にとって宗教とは何なのか?-。
感想・レビュー・書評
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政教分離をもたらした送料、キリスト教を敵視、
そもそも金田医院日本にとって宗教とは何なのか?
政教分離の政と教とは何であるのか?信教の自由との関連まで、厄介だ言葉詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
島地黙雷は明治維新時に廃仏毀釈により勢力を失った仏教をキリスト教の対抗勢力として復興を図った僧侶。
浄土真宗本願寺派。
黙雷は長州出身で木戸孝允等の長州出身政治家と親密な関係を築き、西南戦争を機に神道派が多かった薩摩閥の影響の排除に成功する。
仏教を「宗教」という概念から神道、儒教と分離し、政教分離を企て、仏教が埋没することを防いだ。
明治という近代国家を作り上げるにあたり、宗教はどのような位置付けにあったのかを学ぶことができる。
(後世にも大きく影響を与えている)
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