縄文人になる! 縄文式生活技術教本 (ヤマケイ文庫)

著者 :
  • 山と渓谷社
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本棚登録 : 53
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784635047715

作品紹介・あらすじ

もし文明の危機にさらされ、電気もガスも使えなくなり、日用品や食料品が底をついたとき…。そんなときでも、縄文人の知恵と技術があれば大丈夫。木で火を起こす、石器ナイフを作る、鹿の角で釣り針を作る、粘土から縄文式土器を作る、ドングリで縄文クッキーを作る、そのほか、縄文時代の実践的技術を詳細に解説!

感想・レビュー・書評

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  • なかなか貴重な本です。古代技術を解説した本はいくつかあるけど、専門用語で書かれた専門書が出ているだけで、その本を持って森で実践しようという気にはならない。これは、実践するための教本です。しかも、教師は縄文さんこと、15年間竪穴式住居を構えて実践してきた山崎三四造(現在は故人)さんです。

    私の興味関心は弥生時代なのだけど、非常に参考になった。弥生も縄文もやっていることは、そんなに変わらないからです。鉄器があるか無いか、稲作とその消費のための土器や木工品を作るかどうか、人を殺すためのヤジリを作るかどうか、そして祭祀の違い、おそらくそれぐらいです。山崎さんは火を起こし、黒曜石からナイフを作り、様々な石器を作り、翡翠に穴を開け、琴をつくり、笛を吹き、イチイの木を使って弓をつくり、キジやヤマドリなどの矢羽を使ったヤジリをつくり、骨から釣り針を作り、モリやヤスを作り、準構造船ではなくて丸木舟を作り、糸を作り布を編み、クズなどを使ってポシェットを編み、木の実クッキーを焼き、ブドウからワインを作り、家を建てる。

    え?それって古墳時代の技術じゃないの?と思った貴方、大間違いです。少なくとも3000年前には、または1万6千年以上前から既に日本人はそういう生活をしていた。案外快適だったかもしれない。

    快適ならばクニなんて必要無いじゃない。戦争なんてしなくてもいいし。そうだよね。私もそう思う。でも、その辺りを研究した本は別にある。

  • (図書館員のつぶやき)
    縄文人になってみますか!この本を読んだら、ちょっとは縄文人のまねをしたくなるかも知れませんよ~火をおこしてみたくなる、次は石のナイフで食料調達、土器を作るなどなど、歴史の教科書で見たあんなことが出来そうな本です。さてどれから始めますか?と、ちょっと楽しいそうでしょう。文庫本です、気軽にどがんですか。

  • 日本列島は、1万6500年前に縄文時代だった。
    人々は、竪穴式住居に住み、
    キリモミ式発火法で火を起こして、食事を造り、
    道具の原点である、石を削って、石器を作り石のナイフで料理をした。
    そして、衣食住すべてを自然の恩恵から授かり、
    自然の中で人々は生きたことを、この本は伝える。

    そこで、皆さんに縄文人テスト。
    この質問で(縄文人6点以上)なら、
    貴方も縄文人度が高い。

    ①血液型 
    O型(縄文人)、A型・AB型(弥生人)

    ②顔のつくり 
    凹凸ソース顔(縄文人)、のっぺり醤油顔(弥生人)

    ③エラ 
    張っている(縄文)、細面(弥生)

    ④目 
    ぱっちり二重(縄文)、一重まぶたでキツネ顔(弥生)

    ⑤アルコール 
    強い。飲兵衛(縄文)、弱い、下戸(弥生)

    ⑥体形 
    手足が長い(縄文)、胴長短足(弥生)

    ⑦体毛 
    濃い(縄文)、薄い(弥生)

    ⑧前歯 
    小さめ(縄文)、大きめ(弥生)

    ⑨耳クソ 
    湿っている(縄文)、ドライ(弥生)

    ⑩指紋 
    蹄状紋(縄文)、渦状紋(弥生)

    以上ですが、ちなみに私は9点で、
    ほぼ縄文人でした。(笑)

    面白い内容がまだまだ書いてあるので、サバイバル生活に憧れる人にお勧めの本。


    【目次】(「BOOK」データベースより)
    第1章 火/第2章 石/第3章 角/
    第4章 土/第5章 木/第6章 衣/
    第7章 食/第8章 住

  • 縄文人になる!…タイトルと表紙のインパクトがすごい。縄文人?どうやってなるの?この人はなに?と思わず手に取ってしまう。

    内容は至って真面目。電気やガスのない時代に命を繋ぎ、生きて、生活していくためのリアルな技術。
    実際の家の建て方から布の編み方やご飯の作り方まで、素材選びから詳しく書かれている。当たり前だけど、縄文時代は服を作ろうと思ったらまず糸を作らないと始まらない。

    当時の人々は最初からこの技術を身につけていたわけではないし、1万年以上の間試行錯誤し、時には失敗して命を落としたり病気になったり怪我をしたり、そういった人達の創意工夫があったんだよなと思うと感慨深い気持ちになる。
    これから土器や石器を見る目が変わるな。
    1万年以上も前の人々が使っていた道具が発掘され、そこから当時の生活が少しでも見えてくるのが面白い。これだから歴史は楽しい。

    あと、この著者はものすごい知識人だと思う。
    知識量が半端ない。

    後書きの、大震災のときに焚き火や食器作りをした人がいたという話にハッとした。
    ただの趣味ではなく、これは生きるための知恵だ。

  • <目次>
    第1章  火
    第2章  石
    第3章  角
    第4章  土
    第5章  木
    第6章  衣
    第7章  食
    第8章  住

    <内容>
    この200ページにも満たない本の中には、サバイバルな内容がテンコ盛り。懐かしい、表紙と最初に写真の載る「縄文さん」こと山崎三四造さんはもうこの姿で活動していないそうだが(知らない人が見るとこの人が著者だと思うだろう)、これからの社会を生き延びるのにこうした知識は必要な気がする。
    かつて著者の『縄文生活図鑑』を手に取り、授業に生かして来たのだが、この本にはそれ以上の内容が盛り込まれている。火の点け方、縄文クッキー(パンの方がよいと思うが)のつくり方、竪穴住居の作り方、縄文土器の焼き方、いずれも細かい注意があり、特殊なものを準備しなくても出来る(ただし、木の種類、ドングリの種類、土の種類など違う知識が又必要だが…)。

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