古道巡礼 山人が越えた径 (ヤマケイ文庫)

  • 山と渓谷社 (2015年10月21日発売)
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感想 : 8
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  • 本 ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784635047814

感想・レビュー・書評

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  • 福島から新潟に抜ける古道の話が面白かったので自分も歩きたくなった。
    この本は友達から借りて読んだのだが面白かったので後日自分も購入してしまった。
    文庫本サイズの本は読み終えるとBookOff行きになるのだが、この本は本棚に入れて大事に保管したいと思う。

  • 取り上げられているのは、
    ほとんど山道。かなりのエキスパートでないと歩けない道が多い。古道が今に残るのは、山道しかないと著者は言うが。それにしても黒部日電歩道が古道だろうか。ちょっと違うのでは。
    私がすでに歩いたのは小辺路だけ。これから歩いてみたいと思うのは八十里越えと仙北街道か。

  • 歩く可能性が高い熊野古道のみ読破。さて、どの道を私は歩くのだろう。小辺路。高野山から熊野至る集落の人にとっての生活の道。

  • 道ではなく径との表現がよくわかった。山に行ってみたくなる非常に面白い本。

  • 身体性を持ったノンフィクションだった。古道の発見が目的ではなく、古道が持っていた人や経済活動との関わりについての民俗学的フィールドワークのレポートだった。
    こういう骨太のノンフィクションは心に刺さる物があるね。いい本だった。

  • 道路が今ほどアスファルトに覆われていなく、なんなら自動車という無軌道かつ高速な移動手段のための道路インフラすらない、そんな時代の冒険譚。
    今だって探せばいくらでもそのようなところはあるけれども、なかなか大きな塊として存在しないのも事実。そしてまた、そこを行き交った人もすっかりいない現実。すなわち、人の心の中でも廃道になってしまった道がほとんど。廃道かアスファルトかの二者択一ではなく、「古道」という「かつて」を伴った大きな旅の物語。近い過去にいざなってくれる、貴重な一冊。

  • 街道を歩いている。東海道を大阪まで歩きとおし、一つの区切りがついたとき、その途中で気づいたメジャーではない街道に気づき歩きたくなった。山を歩いてもいる。山を歩いていると、ふとそれていく小道に気づく。どこに行くかわからないので、歩くことはできない道だけど、興味を抱く。そんなメジャーではない街道や山の小道を歩いた高桑さんの記録。秋田の方なので、東北の道が中心であるけれど、八十里越えや千草越など、自分が歩いてみたい道も。街道や山道歩きの少し違ったバリエーションを楽しみたい方へお勧め。

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