- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784635048460
感想・レビュー・書評
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薬草の使い方の本ではなく、魔女と薬草との伝説をまとめた本。実際にどのような使われ方をしたのか、どのようなレシピがあるか、実用的なものを求めるのではなく、そもそも、薬草と魔女との関係ってどんなもんだったのだろう、ということが知りたい人向け。
出てくる薬草も、実在しているものもあれば、ないものもある。民族学的に魔女や薬草に興味のある人にはたまらない一冊。
特にドイツに重心を置いているので、ヒルデガルドやヴァルプルギスのあたりを知りたい、人にはおすすめ。特に中世に描かれた絵などがたくさん載っているのが面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
魔女と呼ばれた人達はキリスト教からしたら異端かもしれないけど、言ってみれば薬剤師さんだったんだなあ。
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単なるハーブの説明書ではない。
歴史や宗教、童話などからの切り口が楽しい。
読んで楽しめる薬草の解説書。 -
これは面白い!
「魔女の正体を薬草という観点から解き明かす!
魔女の正体を探る上で重要な数十種類の薬草を取り上げ、 それぞれにまつわる魔女のエピソードをご紹介。 」
魔女と薬草
空飛ぶ軟膏
魔女の軟膏
魔法薬のレシピ
魔女と魔除け
魔除け草
薬草を摘む曜日
魔法の薬草
薬草の魔力
媚薬
など。
レシピも載っていて、私はもう空飛ぶ軟膏のレシピを知ったのでこれでいつでもホウキに乗ってヴァルプルギスの夜に参加出来る!
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これもタイトル買い。ヤマケイ文庫のタイトルはひと目見たら忘れられないものが多すぎる……。
本書はかつて『魔女』と呼ばれた産婆や民間療法に長けた女性たちと、昔から利用されていた薬草についての本。なんと『魔女の軟膏』のレシピまでついている!w
魔女にしろ薬草にしろ、非常に奥が深いものであるのだなぁ……。 -
広く浅く知りたいという意味では図も豊富で良い。
でも、言い伝えなどの由来がわかりにくいところもあった。 -
昔から使われてきた薬草の紹介。物語に登場する薬草がもっと色々解説されるのかなと思ったので、ちょっと予想と違っていた。でも身近にある植物の別の一面を知れて、面白かった。
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100冊ビブリオバトル@オンライン第13ゲームで紹介された本です。オンライン開催。
2020.08.22〜23 -
材料が怖い(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
魔女と呼ばれた人はきっと草花の手入れをきちんとして自然と触れ合い、その中でたくさん知識を得た生活していた人たちだったんだろうな。