ヤマケイ文庫 幻の怪蛇 バチヘビ・シロべ

著者 :
  • 山と渓谷社
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本棚登録 : 13
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (562ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784635048811

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  • 矢口高雄『幻の怪蛇 バチヘビ・シロべ』ヤマケイ文庫。

    今月のヤマケイ文庫は矢口高雄2作、手塚治虫1作の漫画3作品を刊行。その中の1作である本作は『幻の怪蛇 バチヘビ』と『シロべ』を合本し文庫化した読み応えのある作品だった。

    『幻の怪蛇 バチヘビ』。日本のツチノコブームに火を点けた傑作で、1974年の講談社出版文化賞児童まんが部門賞受賞作。矢口高雄自らがスタッフらと郷里秋田のバチヘビ捜索隊に加わり、幻の怪バチヘビを探すが……海外にはツチノコそっくりの蜥蜴がいるらしいが、真相は……

    『シロベ』。奥羽山脈の山中を舞台にマタギ犬シロベの数奇な運命が描かれる。大熊コブダワラに瀕死の重傷を負わされた母犬の姫はシロベを産むと亡くなる。山のタヌキに育てられたシロベはやがて成長し、コブダワラに復讐を果たす。

    本体価格1,300円
    ★★★★★

  • 矢口高雄さんの訃報を受け、追悼の意を込めて再読。小学生の頃、その未確認生物の存在に胸をときめかせた「バチヘビ」。動物のドラマと人間のドラマが並行して描かれ、手が止まらぬテンポと胸を打つ展開に惹き込まれる「シロベ」。今読み返しても色あせない物語でした。あらためて、別の矢口作品も手に取ってみたいと思いました。素晴らしい作品を届けて下さった矢口先生に感謝。

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著者プロフィール

矢口高雄

昭和14年、秋田県雄勝郡西成瀬村(現・横手市)生まれ。高校卒業後、12年間の銀行員生活を経て、30歳で上京し、釣りをテーマにした「鮎」で漫画家デビュー。昭和49年、『釣りキチ三平』『幻の怪蛇バチヘビ』により講談社出版文化賞(児童まんが部門)を受賞。51年、『マタギ』により第5回日本漫画家協会賞大賞を受賞。主な作品に『おらが村』『ふるさと』『平成版釣りキチ三平』、またエッセイ集に『ボクの学校は山と川』『ボクの先生は山と川』など多数。平成7年、秋田県に矢口高雄全作品の原画を収蔵した横手市増田まんが美術館が開館される。令和2年11月死去。

「2021年 『ワイド版 マンガ日本の古典25 奥の細道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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