ヤマケイ文庫 手塚治虫の森

  • 山と渓谷社
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本棚登録 : 44
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784635049061

感想・レビュー・書評

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  • 手塚治虫『手塚治虫の森』ヤマケイ文庫。

    今や伝説となった天才漫画家・手塚治虫が遺した作品の中から『森と人間』をテーマとしたマンガを11編をセレクトした作品集。

    様々な設定と奇抜なストーリーで、大人も子供も楽しめる数多くの作品を描いた手塚治虫は本当に天才だと思う。『手塚治虫の山』が好評だったので、二番煎じで『手塚治虫の森』と『手塚治虫の動物』を刊行したのかと思ったら、意外にもなかなか面白いセレクトで驚いた。

    『大将軍森へ行く』。『メタモルフォーゼ』シリーズの第3話。南方で戦闘中にただ独り生き残った雨月大将は、たどり着いた無人の村で不思議な体験をする。

    『峠の二人』。『サスピション』シリーズの第2話。このシリーズは大人向けのサスペンスで好みだったな。山奥の峠まで追い掛けて来た借金取りは疑心暗鬼の余り……

    『熟れた星』。『SFマガジン』に掲載された短編。高度経済成長期に流行った終末思想を感じる。手塚治虫には、このような寓話めいた作品が多いのだ。

    『ブルンネンの謎』。『ザ・クレーター』シリーズの第13話。手塚治虫の作品には度々オクチンという名前の男が登場する。本作もまたオクチンが登場し、主役を務める。御殿場にある『ブルネン』という名前の喫茶店をめぐる物語。

    『ブラック・ジャック ナダレ』。傑作『ブラック・ジャック』からの1話。ブラック・ジャックが手術した鹿が怪物となり、次々と人間を襲う……

    『緑の果て』。地球と似た緑にあふれた惑星に不時着した人間が見た驚愕とは……

    『八丁池のゴロ』。天城山の近くに住むキツネの一家と自然破壊を行う人間との闘い。

    『三つ目がとおる オハグロ沼の怪物』。『三つ目がとおる』からの1話。意外にあっさりした短編。

    『ブッダ アッサジの死』。『ブッダ』からの1話。アッサジは『三つ目がとおる』の写楽じゃないか。自らの肉体を飢えた獣に差し出したアッサジの死を目にしたブッダは何を悟ったのか。

    『三人の侵略者』。『ザ・クレーター』シリーズの第7話。宇宙から来た三人の侵略者が脱走した囚人に化けて山荘に押し入るが……まさかの楽屋落ち。

    『火の鳥 異形編』。『火の鳥』は永遠の命を求める愚かな人間たちを描いた壮大な物語。過去の自分に殺されるのをひたすら待ち受ける八百比丘尼の数奇な運命と無限ループ。

    本体価格1,000円
    ★★★★★



  • ヤマケイ文庫 手塚治虫の森 | 山と溪谷社
    https://www.yamakei.co.jp/products/2820049060.html

  • これも良かったです。
    三冊とも 色々短編のが入っていて 読み応えありました。

  • 諸行無常
    因果応報

  • 手塚さんの絵は愛嬌があるなぁ。
    子どもの頃と、今とでは受け取る感じが違うなぁ。

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著者プロフィール

手塚治虫(てづか おさむ)
1928年11月3日生まれ。
1951年、大阪大学付属医学専門部を卒業(1952年医師免許取得、1961年医学博士号取得)。1946年、『マアチャンの日記帳』(少國民新聞)で漫画家デビュー。以後、『ジャングル大帝』『鉄腕アトム』『ブラック・ジャック』『火の鳥』『アドルフに告ぐ』など、幼年向きから大人向きまで、あらゆるジャンルの漫画を描き続け、「漫画の神様」とも称される。生涯に描いた作品数は700以上、約15万枚と言われている。
1989年2月9日、逝去。兵庫県宝塚市に「宝塚市立手塚治虫記念館」がある。

「2020年 『火の鳥 未来編 <漫画原稿再生叢書>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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