あなたがブラックホールについて知っていることはほぼすべて間違っている
- 山と渓谷社 (2025年5月26日発売)
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感想 : 19件
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Amazon.co.jp ・本 (392ページ) / ISBN・EAN: 9784635130202
作品紹介・あらすじ
それは、真っ黒い? 深い深い穴?? あらゆるものを吸い込む???
理論物理学者・UCバークレー教授 野村泰紀氏、推薦!
YouTubeチャンネル「Dr.Becky」月200万view再生
大人気の天体物理学者が解きあかす
ブラックホールの謎。
ブラックホールが宇宙で最も奇妙で最も魅力的な天体であるのは周知のこと。にもかかわらず、オックスフォードの天体物理学者・ベッキー博士にいわせれば、あなたがブラックホールについて知っていることはほぼすべて間違っている。それは、どういうことか――?
ブラックホールは本当は「黒」ではない。「深い穴」というよりむしろ山。「掃除機のように吸い込む」のではなくソファーのようなもの。事象の地平線の彼方では未来は時間ではなく空間の方向に広がる。私たちは星のカケラというより超新星のウンコである……。
本書では、まさにブラックホール研究の最先端に身を置く天体物理学者であり、サイエンスコミュニケーターとしてYouTubeで大人気の著者が、ブラックホールと宇宙研究の歴史から最新の学識までをわかりやすくユーモアたっぷりに解説する。
「長らくブラックホールは銀河の暗黒の心臓部とみなされていたのに、じつはまったく「ブラック」ではないことがわかった。むしろ、宇宙全体で最も明るい天体であることが研究で明らかになっているのである。」(「はじめに」より)
みんなの感想まとめ
ブラックホールに対する先入観を覆す内容が魅力的で、楽しみながら知識を深められる一冊です。著者は難解な理論を避け、ユーモアを交えたわかりやすい文章で、読者を引き込みます。ブラックホールが実際には「黒」で...
感想・レビュー・書評
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タイトル通り、ブラックホールに対する知識が上書きされる楽しい読書だった。Newtonをパラパラ読んで断片的に得ていた知識も、あぁなるほどそういうことかと納得できたし。難しい理論ばかりの堅苦しい文章じゃなく、とても読みやすいので気軽に読んでみることをおすすめしたい。ブラックホールが身近になります。
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2019年に撮影されたブラックホールの画像を見た時から興味をそそられ色々調べてみましたが、憶測ばかりの話でイマイチよく解らずそのまま放置していたらこの本と本屋さんで出逢い手にしました。
文章が上手且つ翻訳も素晴らしいのでスイスイ読み進める事が出来ました。また、取っ付きにくい方程式もE=MC ²くらいなので文系の自分にも解りやすく書かれていて理解が深まりました。
数々の発見を過去に遡って整理されているので、知っているものから何となく知っているもの、知らなかったことまでこの一冊に凝縮されています。
こうしてみてみると宇宙にはまだまだ解らない事がありすぎて古い情報誌を読むよりも2025年発行のこちらのものを読んだ方が、〜かもしれない。という文章が省かれているので手っ取り早いと感じました。
天文学の書籍は小難しいものが多く理解に苦しむのですが、こちらは小説を読むようにテンポよく読めるので宇宙の知識が少ない方にもオススメできます。
なぜリンゴは斜めに落ちないの?なぜ冥王星が惑星ではないの?レントゲンってどうやって発見されたの?等々を宇宙的観測で観ている点は宇宙好きならぐいぐい引き込まれていくと思います。科学的に観るとちょっと困るなという方に打って付けです。 -
新しめの宇宙な本を読んでいれば「ほぼすべて」ってことは無いと思いますが、まぁそれはそれとしてw
数式は皆無でライトに説明が進むので、読み進めやすかったです。色々と濃い話も多く、楽しめた一冊でした。 -
そう私達は皆、秒速200kmで天の川銀河のなかを回転している。そしてその中心には超大質量ブラックホールが存在し、銀河は1000億の恒星からなり太陽系はその中でも退屈なほど普通の存在に過ぎず、天の川銀河すら宇宙では極々一般的なありふれた存在だ。その宇宙の全物質の85%はダークマターとよばれ、現在の地球人の科学力では全くそれが何かが理解できない。この理論ほど科学者に渋々同意された理論は人類史上類を見ないと云う。
まぁざっくり個人的に理解しているのは此の位である。
「完全に重力崩壊した天体」がなぜかブラックホールと呼称されるに至った。そもそもが長くて言うのが面倒だったことも要因らしい。
さて著者は「暗黒星」が良いと言うが、そもそもブラックなのはブラックホールの脱出速度(地球は秒速11.2km)が光速より大きく光が中に閉じ込められてしまうからだが、太陽くらいの星はもちろん、超新星爆発を起こすような恒星もブラックホールにならないのはなぜか。
話は量子力学へと進む。(もうここ辺りから完全な文系の私には理解が困難になってくる。株で流行りの量子コンピュータだって色々解説されたのを読むが判らん。でもIONQは成長して)「パウリの排他原理」4つの量子特性に対し、量子状態をとれる電子は1個しかない。(?)だから大量の電子を重力で押しつぶしても、電子はそれ以上エネルギーの低い量子状態に行くことができないから潰されない。→から色々理論があってチャンドラセカール限界を踏まえ白色矮星に質量を追加していくと中性子星になれる。でトルマン・オッペンハイマー・ヴォルコフ限界を踏まえ中性子星に十分な質量を加えればブラックホールになる…。はぁ
で、ブラックホールに螺旋状に落ちてゆく事象の地平面の外にある降着円盤は光を放っており、結果宇宙で最も明るい天体となっている。これが間違いの1つ。
天の川銀河の中心のブラックホールは太陽の400万倍の質量を持っている。これを証明し2020年のノーベル物理学賞が与えられた。
そして間違い2つ目はブラックホールは吸い込まない。仮に太陽をブラックホールにしたらシュバルツシルト半径は2.9kmにしかならない。
そして宇宙は膨張しているが、遥か未来には収縮方向になり、最後はたった1つの特異点になるビッグクランチで幕を閉じる。そこから再びビッグバンが繰り返されるのか。それはもう誰にも解かりはしない。 -
難しかった。もう少し図解があればよいと思う
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ブラックホールはブラックじゃないです、という本。小学生のころに読んだ本では「さそり座にあるX-1と呼ばれる天体がブラックホールではないかと言われてます」だったのに、ついにブラックホール写真まで撮影された時代になってしまった。
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面白かった。
漠然と思い描いていたブラックホールのイメージが変わりました。吸い込まないというのが1番衝撃的。おそらく何かのアニメだと思うけどそんな表現があったと思うんだが。
内容は天文学の歴史と量子物理の難解な話も多いが、分かり易く書かれている。それでも最後の方は難し過ぎた。まぁ完璧に理解出来なくても面白い事には変わりない。 -
現役の天体物理学者による一冊。
読みやすくて面白い。
日本語タイトルは確かに副題ではあるのだが、そこ強調する必要はないと思う。
とにかくブラックホール愛が溢れすぎて良い。
こういうのは伝わんなくても、熱いのが、良い。
「ブラック」というのが気に入らない。
ブラックホールは全宇宙で一番明るい現象なのだから。と。
いや、本体はブラックでしょと思うが、良いのだ。
色々と新しい知識も仕入れられたが、ホーキング放射とか、量子力学が絡んでくると段々霧の中に取り残されていくのは毎度のこと。 -
あなたがブラックホールについて知っていることはほぼすべて間違っている ベッキースメサースト 山と渓谷社
翻訳もいいのだろうが
文章がうますぎて楽しい
ブラックホールは眩く輝いていると言われて
宇宙の常識が根底から入れ替わってしまいそうだ
歴史を紐解きながら今議論されている宇宙論の実況を絶妙に語る
知っていたはずの常識さえ「そうだった!」と改めて気づき直す
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大変興味深い内容。
グラックホールは怖くない。掃除機の様に吸い取らない(いつか銀河の中心のブラックホールへ吸い込まれる訳ではない)。太陽がブラックホール化しても惑星は公転を続ける(光無くなるだけ)。
ビッグリップか、ビッグクランチか、ビッグバウンス(初めて聞いた)か、著者には明らかにして貰いたい(^^)。
ところで旅するブラックホールはあるのだろうか?
小松左京の「さよならジュピター」を思い出した。 -
請求記号 443.5/Sm 3
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