- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784635320108
感想・レビュー・書評
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なんだかよかったです。
山小屋で聞きたいなぁ〜
いい話ばかりでした。
「いっちに いっちに…」と「冬に咲く花」が好きでした。「いっちに…」は後日談もありましたね。
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・この本を読んで今まで山に登るのは頂上を踏むことだけが楽しみだったけど、素敵なお話の舞台のあの小屋やこの道を目的に歩いてみたい、そんなことを思わせてくれる本でした。
・全てのエピソードが良かったけれど特に「藪沢重幸新道」が好みでした。
・「41人の嵐」も機会があれば読んでみたい。
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山小屋経営者が語る人生のエピソード。山で出会った人達それぞれの人生への壮大なエール。山小屋から定点観測した人生の縮図。
多くの山小屋経営者の短文をまとめたもの。悪く言えば作文集のようなイメージ。逆にだからこそ素人臭が読者の胸に迫る。日々を過ごす過ごす多くの一般人。ヒーローでも何でもなく特別な能力もなくとも一生懸命に人生を送る。そんな中、山で出会う事象。
それぞれのエピソード、胸を打ちます。 -
山小屋のご主人から聞く、山にまつわる
ほっこり話、怖い話。
山好きなので、とても楽しく読めた。
山小屋に泊まったことはないのだが、ご主人の距離感の近さが、古き良き昭和の香りがして良かった。
いまはこういう山小屋は少ないのだろうなぁ。
今はなき当時の空気感が感じられて、しんみりとした。 -
何故読みたくなったのかわからない。山には全く興味無いんだけど。山に呼ばれたかなw
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読んでいると、あの山小屋の匂いや、アルプスの景色や、山々の稜線がありありと思い出される。
コロナ禍でなかなか高山へ出かけられない中、非常に愉しい擬似体験をさせてもらった。 -
2019/09/23
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1953年生まれ、工藤隆雄 著「新編・山小屋主人の炉端話」、2016.10発行、いろんな山小屋のご主人の34話が収録されています。読み応えがありました。義足の女性と彼女を支える男性のペア「ネバー・ギブ・アップ」。盲学校の先生と女性6人が電車ごっこのようにして登山「いっちに、いっちに、・・・」。刑務官が少年院の子供12人を引率「金時の山姥」。不思議な不思議な話「雪女」。山小屋と犬や猫の話。山の世界にあってとても残念な「詐欺師」と「泥棒」の話。「山仲間」の絆 など。
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けしてすごいオチがあるわけではない。まさに山小屋での炉端話、あの暖かい時間が蘇ってくる本。
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山小屋の話は、下界と異なり別世界だ。地図とにらめっこしながら、思いを馳せた。私が、山小屋でバイトしたのは、ほんの一カ月だが、それでも思い出が沢山出来た。良い話ありがとう。