必ず眠れるとっておきの秘訣! 最新の睡眠科学が証明する~今までの睡眠本では眠れない人へ

著者 :
  • 山と渓谷社
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本棚登録 : 76
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784635490221

作品紹介・あらすじ

今までの睡眠本では、眠れない人へ。睡眠への不安が不眠を呼ぶ!眠りへのこだわりをすてる。

感想・レビュー・書評

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  • 〇この本の一番大切なPOINT
     眠れないという問題を解決するためにもっとも大切なのはたったひとつのこと、それは「睡眠にこだわりを持たない」ということ。眠れないということを意識すればするほど、皮肉にも眠れなくなる。

    →このことは最近読んだ岡田尊司の「人はなぜ眠れないのか」にも同様のことが書いてありました。眠れない人にとって意識しないというのはなかなか難しいことですが、下記の個所を読んで、考え方が転換され、少しだけどできるようになりました。

    ◎最も感銘を受けた個所 p134
    ・睡眠の評価は睡眠自体で行ってはいけない
     睡眠に対する自己評価は全くあてにならならい。睡眠というのは、自己評価と客観的な評価があまり一致しない。睡眠自体無意識の過程なので、主観的に評価するのが難しいもの。
     それよりも大事なのは、「日中、眠くならずに支障なく生活が送れたか」。日中の活動のほうを評価すれば、睡眠が十分だったのかどうかわかる。
     そもそも睡眠の目的は、「長く眠ること」ではなく、「起きている間に脳を働かせるためにメンテナンスすること」。お昼過ぎに若干眠くなる時間帯はあるが、それ以外の時間帯には眠くならず、夜寝る時間まで普通に生活できるのであれば、きちんと寝ているということ。

    →いままで、何時間眠れただとか、スマートウォッチなどの睡眠トラッカーの得点が何点だったかとか、ずっと睡眠自体で睡眠の評価を行ってきたので、目からウロコ!でした。気持ちが楽になりました、櫻井先生ありがとうございました。

  • 内容はかなり高度
    専門用語も多く理論寄りな内容となっている。
    したがって、睡眠を科学的に学ぶことができ、その理論から原因を学ぶことができた本。
    全く知らずで読むと骨が折れると思うので、周辺の浅い知識をしっかり取り入れた上で読むことをお勧めします。

  • わかりやすいし、具体的な行動をあげてくれてよかった!
    つくばの先生なんや〜

  • なんかこういう本でよく言及される「睡眠の常識」が結構否定されているところが面白かった。類書もたいてい医師などによって書かれているけど、経歴を見る限り本書の方を信用すべきかな。

    「で、どうやったら眠れるの」
    については、実は類書と変わらず。。。まあそんな、独創的な、特効的な方法なんてないですわなあ。

  • わるくはない。
    まさにこれ↓

    P3 眠れないという問題を解決するために最も大切なのは、たったひとつのことだからです。それは、睡眠にこだわりを持たないということです。

  • 「睡眠は90分周期」「ゴールデンタイム」「体内時計は24時間周期」などの勘違いを細かく指摘しているので睡眠を正しく理解するにはわかりやすいですね。

    ただ「睡眠にはこだわりをもたない」のが一番といいつつもこの本に書かれていることを実践しようとするとやはり睡眠にこだわらないと出来ないですね。

    わかりやすく読みやすかったです。

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著者プロフィール

1964年東京生まれ。医師、医学博士。筑波大学医学医療系/国際統合睡眠医科学研究機構・教授。1998年、覚醒を制御する神経ペプチド「オレキシン」を発見。睡眠・覚醒機構や摂食行動の制御機構、情動の制御機構解明の研究に携わる。
受賞歴:第11回つくば奨励賞、第14回安藤百福賞大賞、第65回中日文化賞、平成二十五年度文部科学大臣表彰科学技術賞、第2回塩野賞、第32回つくば賞。
おもな著書:『「こころ」はいかにして生まれるのか 最新脳科学で解き明かす「情動」』『睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか』『睡眠障害のなぞを解く「眠りのしくみ」から「眠るスキル」まで』(以上、講談社)、『最新の睡眠科学が証明する 必ず眠れるとっておきの秘訣!』(山と渓谷社)、 『〈眠り〉をめぐるミステリー 睡眠の不思議から脳を読み解く』(NHK出版)など。

「2022年 『睡眠の大研究 しくみと役割をさぐろう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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