論理的音楽鑑賞1 バロック・古典派音楽を読み解く

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス (2024年11月26日発売)
3.42
  • (0)
  • (6)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 98
感想 : 8
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (144ページ) / ISBN・EAN: 9784636115345

作品紹介・あらすじ

クラシック音楽は、当時の時代背景や音楽家の人生と密接に関わっており、それらを知ることで理解を深め鑑賞力を高めることができる。まったく新しい形の西洋音楽史。

【本書で使う4つのフレームワーク】
(1) A-PEST(Art-Music/Politics/Economics/Society/Technology)で時代背景を理解!
(2) 3つのK(顧客/革新/競争)で業界を俯瞰!
(3) ストーリー分析で人生を理解!
(4) 3P(Period/Place/People)でプロフィールを整理!

【登場する作曲家】モンテヴェルディ/スカルラッティ/ヴィヴァルディ/パーセル/ヘンデル/クープラン/パッヘルベル/バッハ/ベートーヴェン/ハイドン/モーツァルト

★バロック音楽ハイライト!
オペラのスタンダードが確立/宮廷音楽が流行/器楽の発達で協奏曲が登場/音楽のほとんどが通奏低音に

★古典派音楽ハイライト!ピアノが台頭/交響曲が成立/市民階級への音楽の普及/雇われ職業音楽家から、芸術家に

【執筆陣紹介】
監修:森本眞由美(もりもと・まゆみ)
東京藝術大学を卒業後、リクルートで企画制作を担当。独立後、『3日でわかるクラシック音楽』『エピソードでつづる初めてのクラシック音楽』(共にダイヤモンド社)などを執筆。中国や台湾、韓国で翻訳出版されている。

著者:佐久間佳織(さくま・かおり)
東京都生まれ。東京理科大学大学院基礎工学研究科生物工学専攻卒業。「論理的美術鑑賞」を確立した第一人者である堀越啓に師事。幼少期からピアノ、16歳からチェロを学び、音楽史を論理的な観点から独学で親しむ。

著者:玄馬絵美子(げんば・えみこ)
本書第1部の執筆、および第2部を共同執筆。陶磁器・文芸評論家。薬剤師として働く傍ら、陶磁器・美術・文学に関する執筆、講演などを行う。共著に『あたらしい洋食器の教科書』(翔泳社)などがある。

みんなの感想まとめ

音楽の歴史を通じて、バロックから古典派に至るまでの作品や作曲家の背景を深く理解できる内容で構成されています。国別や作曲家別に整理された情報は、音楽の発展とその時代の社会情勢を照らし合わせることで、鑑賞...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • バロックから古典派までの音楽を、国別、作曲家別に解説。
    まあ、頭の整理にはなるか。ちょっと新しい知識も得たかな。
    「アルプスの少女ハイジ」に出てくる「おひさまの歌」がルター派の讃美歌だった。
    ザクセン選帝侯アウグスト強王の死を悼むためにバッハが作曲した「ミサ曲ロ短調」ーそういえばミサってカトリックだよな。ルター派のバッハがなぜこの曲を?ザクセン選帝侯国の国教はルター派プロテスタントなのだが、王がカトリックの国のポーランド王を兼務するためにカトリックに改宗したからだとか。
    バッハが生まれたアイゼナハにあるヴァルトブルグ城でルターが聖書をドイツ語に翻訳し、この城はワーグナーのオペラのモチーフにもなった。
    バッハが生まれる前に、パッヘルベルは1年ほどアイゼナハに滞在してバッハの兄の音楽の教師になっていた。
    そうそう、パッヘルベルのカノンの面白い映像がNHK for schoolにあるとあったのでネットで見てみたが、この3声のカノンの構造がよく分かる非常に面白いものだった。

  • 音楽の始まり、それはまだ神のものだったバロック時代。
    大御所の作曲家が登場するが、簡潔であり読みやすくレポートのようなまとめ方である。
    この本で気になる作曲家を見つけて作品を聞くもよし、もっと深く知るために個別の作曲家伝記を読むもよし。

  • 各国のバロック音楽や古典音楽で著名な人物を取り上げその人の人生や国の社会情勢を照らし合わせ、どのように音楽が発展していたかを知る本。その曲の背景には何があったのかを知れる一冊

  • 社会人になったくらいから、大人の教養としてクラシックを聴こうといろいろ試してみたが、読み物としては、理屈でわかるのでいいかもしれない。

    美術と同じで、作品の背景を知ることで理解が深まり、感じ方と変わるが、それを音楽で実践できたのは偉業かもしれない。

    また、前半の基礎知識が細かくていいと思う。適当に眺めていた曲名の違いがわかると、感じ方も変わる。

  • クラシック音楽の入門書。初心者向けだが、初心者が読んでも面白くないのではないかと判断した。その理由を3つ挙げたい。

    ■理由1
    入門者にとっては、どの作曲家が、より重要な作曲家であるかわからない。

    本書取り上げられている作曲家は11人。
    モンテヴェルディ、ドメニコ・スカルラッティ、ヴィヴァルディ、パーセル、ヘンデル、クープラン、パッヘルベル、バッハ、ベートーヴェン、ハイドン、モーツァルト。

    それぞれの作曲家に割り当てられているページ数はみんな同じ。一人当たり、8ページである。上記の作曲家ラインナップであれば、多くの入門書では、バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンのページは、ほかの作曲家より多くなるだろう。重要な作曲家は書くことが多くなり、必然的に文章量が増えるからだ。取り上げ方や文章量によって、自然に重要な作曲家がわかるのが、ふつうの書き方だ。本書だけ読んだ人は、バロック・古典派時代の作曲家の重要度の優劣がわからないだろう。


    ■理由2
    取り上げられている楽曲が適切でない。

    「読者が読みながら頭の中でイメージが湧きやすい名曲」を選曲しているとのこと。(p3、はじめに)

    とはいえ、あまりにもイージーすぎる選曲だ。
    バッハは「主よ、人の望みの喜びよ」。モーツァルトは「トルコ行進曲」。ベートーヴェンは「交響曲第9番より第4楽章 『歓喜の歌』」。選曲自体にも異論があるが、そもそも、一人当たり、たったの1曲というのが無理がある。1曲で、どのような作曲家かつかむことはできない。作曲家のイメージをつかむためには、最低限3~5曲くらいは取り上げたいところだ。

    モーツァルトなら、オペラとピアノ協奏曲の評価が高い。しかし、シンフォニーも外せない。だから概略をつかむには最低でも5曲は必要だ。たとえば、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク K. 525」、「交響曲第40番 ト短調 K. 550」、「ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K. 466」、「歌劇『フィガロの結婚』」、「レクイエム ニ短調 K. 626」。

    これくらい取り上げられていれば、たとえ1曲当たりの説明が少なくとも、1曲だけで作曲家を語るよりもはるかに有用である。


    ■理由3
    この本の売りである「論理的音楽鑑賞」は、論ずるに値するものではない。

    私はクラシック音楽の愛好家なので、いかにも初心者向けの本書を見かけたときには読む気はしなかった。しばらくして、タイトルの「論理的音楽鑑賞」というものがどのようなものか、見てみたいと思ったので読んだ。

    結論からいえば、「論理的音楽鑑賞」は、たいしたものではない。オリジナリティはなく、類書でも書かれているようなことだ。
    具体的には、4つのフレームワークが使われている。「時代を読み解く2つのフレームワーク」と、「作品を読み解く2つのフレームワーク」である。
    「ストーリー分析」や、「3P分析」などと、それらしい言葉を使っているが、要は、音楽家と作曲の背景を書いただけである。ほかのクラシック音楽の入門書にも書かれていることで、ことさら強調するようなことでもない。


    以上、初心者が読んでも面白くないと思える理由を挙げてきた。

    しかし、それ以上にビギナーに優しくないと思えるのは、全3巻という企画である。『論理的音楽鑑賞』は、時代ごと分かれており、以下のように全部で3巻からなっている。

    『論理的音楽鑑賞1 バロック・古典派音楽を読み解く』
    『論理的音楽鑑賞2 ロマン派音楽を読み解く』
    『論理的音楽鑑賞3 世紀末から20世紀の音楽を読み解く』

    入門者が3冊も買うのは理にかなっていない。ふつうの入門書は1冊で完結している。
    クラシック音楽の初学者が本書を手にとっても、これからクラシック音楽の愛好家への道を進んでいくとは思えない。

    クラシック音楽のビギナーには、ほかの入門書を勧めたい。

  • 楽曲そのものの解説ではなく、作曲家の生涯とその時の時代背景に焦点を当てながらクラシック音楽を解説した本。本巻で取り上げているのはバロックから古典派まで。

    音楽そのものについては深くはないが、読みやすく一気に読める。

全6件中 1 - 6件を表示

この本が好きな人におすすめの本

佐久間佳織の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×