本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
本 ・本 / ISBN・EAN: 9784636807387
感想・レビュー・書評
-
2006年発行で、約20年前の本だが、2015年に「1冊でわかるポケット教養シリーズ 指揮者の世界」として文庫化されているので、一応、現役本である。
私は指揮者に関する本は、本書の参考文献・資料として挙げられている本を始め色々と読んできたが、本書は、今、絶版になっていない指揮者に関する本の中では、最も入門書者に向いていると感じた。本書のメインの著者である近藤憲一氏の文章は、本、音楽雑誌などで目にしてきたが、圧倒的に読みやすいので、そこもお勧めポイントである
全5章の構成で、巻末に付録として著者が独断選定した「世界の名指揮者50」が付く。付録と言えど、1ページで2人紹介しており、25ページある。他の章と同等の紙幅が割かれているので、実質は全6章構成である。
第1章は指揮者のことがわかる基礎知識と、指揮者20人のエピソードとなっており、特に入門書向けの内容。基礎知識はうまくまとめられており、門外漢なら、この1章だけ読んでも良いかもしれない。2章から4章は指揮者(井上道義と下野竜也)とコンマス(矢部達哉)へのインタビュー。第5章は舞台裏の人、オーケストラマネージャーの役割と小澤征爾論。
クラシック音楽の門外漢、入門書にお勧めだが、2006年当時に選ばれた「世界の名指揮者50」の顔触れは大体予想が付くし(マニアにはお馴染みの知名度の高い指揮者ばかりだ)、さらに50人の指揮者の経歴くらいはとっくに知っているよというような中級者以上の方にとっては、知っていることが多く、新鮮味を感じにくいため、物足りなく感じるかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今日から読み始めた。前職が数学教師だった人が指揮者に、というのが(やはりいたのだなあと思うと)興味深い。評価は読了してから。
-
指揮者って英語でコンダクター“誘導、案内人”って意味。
景色の素晴らしい山の頂上に登るとき、多くの人に登り方の色々なルートや途中の景色の楽しみ方をお知らせするのが役目といったところだそうだ。そして相手に音を出させる演奏家で、その相手、すなわち扱う楽器は<生きた奏者たち>ということ。。
よい指揮者は、練習が短いらしい。ムダがなく誘導が上手いからだってさ〜
それには、納得!!だって完璧をしつこく求めて細かい部分をはっきりさせてたらキリがない。要は、軸がぶれてないかが大切でしょう♪“
昔のほうが良い指揮者勢ぞろいだったらしい
やっぱ、戦争と関わりあるのかなぁ
その悲惨さ故に、己が磨かれて迫力がつき、感性が研ぎ澄まされたっていうのもあるのだろう
悲しいことに、そういうときこそ優れた芸術が生まれるのョネきっと。。
何かを伝えずにはいられないから…
指揮者には自分の解釈が絶対とするタイプ、オケの個性を尊重するタイプと様々なようだが私は後者のタイプが好きだ。
紹介を見てレナード・バーンスタインって人の演奏を聴いてみたいと思った。 -
都響のコンマスの話とか、新進若手指揮者の話とか、インタビュー記事は面白いけど、伝説の?偉大な?指揮者紹介記事は雑駁過ぎる気がします。
-
【図書館】2006/07/31/〜。
近藤憲一の作品





