- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784636899931
作品紹介・あらすじ
科学はなぜ音楽に魅せられたのか?科学と音楽を横断的に読み解き、多くの科学者が追い求めた宇宙の真理に迫る。
感想・レビュー・書評
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ザザっとチェックして売ってしまったけど まんなかの音律のところちゃんと読みたいので図書館へ
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アインシュタインは象徴的に表題に入っているが、音楽と数学、物理学、天文学が密接なものと捉えられた歴史を紹介する本。
ピュタゴラス音律から始まり、純正律や不等分平均律を経て平均律に至る歴史を説明する。調性が持っていた性格は平均律で失われたが、それ以前の調性性格も、時代と共に変化していることを知った。 -
安生先生の文体、懐かしいなぁ。
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「科学と音楽」の関わりを書いた本は何冊か出ているが、
難しく散文的なものが多いなかで、
この本は比較的平易に流れをを追って書かれているので、
『どう関わりがあるのか』がわかりやすい。
また、黄金比やピュタゴラス音律、宇宙の音楽など、
内容がわかる項目が細かく分かれていて、
それぞれが知識がなくても比較的読みやすいので、
気になる箇所だけ追ってもいいかもしれない。
(数式は飛ばしても十分内容は楽しめる。)
最初は理解しきれていなかった部分も
気になる箇所だけでも何度か目を通すうちに、より深く味わえる。
とくに「絶対音感」や「音の帝国主義」のくだりは、目を見開かせてくれた。
ちなみに、膨大な註釈は目を通さなくても良いが、
著者の個人的かつ多少過激な主張が随所に織り込まれているので、
よく読むとニヤリとさせられる。
著者プロフィール
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