島世界の葬墓制 琉球・海域アジア・オセアニア

  • 雄山閣 (2024年8月19日発売)
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本 ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784639029885

作品紹介・あらすじ

海域アジア・オセアニア・琉球列島の島世界における葬墓制に迫る。
人類が生きていく上で、死者を弔うという行為を避けることはできない。
島世界という適度に孤立し、しかし交流が絶えるわけではなく独自の文化が育まれやすい環境を主に取り上げ、葬送や葬墓制にみられる特徴や共通性について、最新の考古学・人類学・民族学や民俗学に基づき、考究する。

感想・レビュー・書評

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  • 水葬は死体遺棄としての性格が強くなる場合も…考古学的なアプローチが最も難しい…なるほどそうだよなあ…
    映画グランブルーのジャック(ある意味本人にとっての理想系である水葬の形…?)を想ったりした

    あと、沖縄の墓で離婚後の元妻扱いがなかなか哀しい例
    死後もなお(死後ほど更に)女子供本人の気持ちは尊重されない「家」制度が隠れていたりすることも垣間見た

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著者プロフィール

1975年島根県生まれ.
2003年,上智大学外国語学研究科地域研究専攻博士課程単位取得退学.日本学術振興会特別研究員(国立民族学博物館),総合地球環境学研究所研究プロジェクト推進支援員,日本学術振興会海外特別研究員(オーストラリア国立大学)などを経て,
2010年より東海大学海洋学部海洋文明学科専任講師.博士(地域研究).専門は東南アジア,オセアニア地域研究,および海域世界の人類学,考古学,民族考古学.
おもな著作に,Ethnoarchaeology and the early Ausutornesian fishing strategies in near-shore environments(Journal of the Polynesian Society 119(3), 2010),「東南アジアからオセアニアへの移住と居住戦略」(吉岡政德監修『オセアニア学』京都大学学術出版会,2009年),「ボルネオ島サマ人による漁撈の「近代化」と「伝統」:陸サマと海サマによる漁撈の比較をとおして」(『国立民族学博物館研究報告』31(4),2007年),Prehistoric Austronesian fishing strategies: A comparison between Island Southeast Asia and Lapita Cultural Complex(C. Sand ed. Pacific Archaeology: Assessments and Prospects, Noumea: New Caledonia Museum, 2003)など.

「2011年 『海域世界の地域研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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