ケースブック刑事訴訟法 第2版

著者 : 井上正仁

• 有斐閣 (2006年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[Mさんの感想 · 2009年3月27日]

新司法試験の（元）考査委員が編者にずらりとならんだケースブック。
重要な論点について、判例を５から６個程度あげ、それについて理解を深めるような質問を大量に散りばめた問題集。
回答は載っていないので、自分で探す必要があります。
大体は、田宮先生、田口先生の基本書に加えて、判例百選や刑事訴訟法の争点、演習刑事訴訟法、新実例刑事訴訟法で探せば載っています。
演習刑事訴訟法や新実例刑事訴訟法で書く練習をしながら本書で一問一答式の問いに答えていくと、驚くほどそのテーマについての理解が深まりました。
問題の質は高く、判例を読んでいても素通りしてしまいそうな重要なポイントをしっかり指摘し、回答を考えるなかで押さえられるように作られています。
お勧めできるものだと思います。

[makiさんの感想 · 2008年4月27日]

刑訴の授業です。
判例集として読むのもよいというコメントをAmazonで読んで、なるほど！と思います。

著者プロフィール

早稲田大学教授

「2017年 『刑事訴訟法判例百選〔第10版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」