社会心理学 (New Liberal Arts Selection)

  • 有斐閣
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641053755

作品紹介・あらすじ

私たちが日常直面する、現代の幅広い社会的事象や問題に対し、構造的な洞察力を養うための、決定版テキスト。社会という多層的制約の中に生きる人間の心の仕組み・ダイナミズムを解読する。

感想・レビュー・書評

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  • 骨太の教科書ほど面白い読み物はないと思う。全19章、どの章も面白かった。さまざなバイアス、人はネガティブな気分の方が分析的思考をしやすいこと、見せる自己、愛情の三角形、集団の内の位置、コミュニケーション、ソーシャルネットワーク、沈黙のらせん運動、インターネットにおける「受け手」バイアス、世論形成、集団思考、情報カスケード、母子関係と文化、異文化接触など、興味深いテーマばかりである。すこし、コラムが多すぎて、通読が難しい。章末にまとめてくれるといい。

  • 古典的な心理学から最新の行動経済学まで網羅している教科書。
    情報量は膨大だが、教科書なので読み物としてはつまらなかった。前提知識が無い人が読んでも途中で断念するだろう。

  • 同シリーズの『心理学』とともに大学院の指導教授に入学前に読んでおくように勧められた本。

    文章が読みやすい。特に工藤恵理子先生が担当されている1~5章。

  • 【著者】
    池田 謙一 (東京大学教授)
    唐沢 穣 (名古屋大学教授)
    工藤 恵理子 (東京女子大学教授)
    村本 由紀子 (横浜国立大学准教授)

    【メモ】
    ・量は多いが難易度は低めで、学部生が一冊目or二冊目に読む教科書としておすすめしたい。

    【誤植】
    ・初版。@402頁
    「さらに,個人に内面化された価値や信念よりも,それらの価値や信念が周囲の他者に共有されているという考え,つまり知覚された合意(pereeived consensus)のほうが,人々の心理・行動傾向の規定因としてより重要だという指摘もなされている(Zou et al., 2009)。」
     ×「pereeived consensus」
     ○「perceived consensus」



    【目次】
    はしがき(2010年7月 著者を代表して 池田謙一) [i-iii]
    著者紹介 [iv]
    目次 [v-xv]
    本書について [xvi]

    序章 人の心は社会とどうつながりあうのか 001
    0.1 仕組みでなく、モノでなく 003
    0.2 「人間は社会的動物である」というヒント 004
    0.3 「考える葦」 005
    0.4 様々な制約とその能動性 006
    0.5 本書の構成 007

    第1部 社会的認知・自己と他者 
    第01章 人や社会をとらえる心の仕組み――社会的認知:人、ものごと、できごとについての基礎的情報処理プロセス 013
    1.1 物事を客観的にとらえることの困難さ:確証バイアス 015
      確証と反証(15)  血液型と性格に関係があるようにみえるのはなぜか(17)
    1.2 知識の貯蔵とその利用の仕組み:情報処理の基盤 022
      知識の貯蔵と理解の枠組み(22)  知識や概念の活性化――プライミング効果(25)
    1.3 推論や判断の簡略化:ヒューリスティック 032
      代表性ヒューリスティック(32)  利用可能性ヒューリスティック(34)  ヒューリスティックに基づく判断の意味(38)

    第02章 感じたことの影響過程――気分や感情や主観的感覚の影響とその利用 043
    2.1 情報処理や思考過程における気分の効果 045
      気分一致効果(46)  判断の手がかりとしての気分の利用(48)  気分の制御に伴う気分一致効果の逆転(51)
    2.2 気分が情報処理スタイルに与える影響 053
      説得情報の処理(54)  ステレオタイプの使用(54)
    2.3 判断の手がかりとして利用される主観的感覚 056
      流暢性(56)  検索容易性(57)
    2.4 感情の適応的意味 060
      怒り感情にみる感情の適応的役割(61)  公正さを守る怒り感情(64)

    第03章 心と行動をつなぐ非意識的・自動的過程――意識されない(できない)心の働きの目に見える影響 067
    3.1 目に見える行為に影響する非意識的な過程 069
    3.2 概念や表象の活性化に導かれる行動 070
      行動表象の活性化と自動的な行動の生起(70)  対比方向の効果(73)  行動の自動性(76)
    3.3 自動的な目標の採用と追求 076
      重要他者(77)  目標伝染(78)
    3.4 非意識的模倣 080
      模倣行動(80)  模倣行動の影響(81)
    3.5 意識の役割82

    第04章 自己── “私”を作り上げる仕組み 087
    4.1 自己概念:知識としての自己 089
      自己スキーマ(89)  作業自己概念(91)  関係における自己(91)
    4.2 自己評価の維持 093
      恣意的基準の採用(93)  テッサーの自己評価維持モデル(94)  自己価値確認(97)  自己価値確認の効果(99)  「現在の自己評価」の維持(101)  自己評価維持がもたらすもの(104)
    4.3 自己制御:自分をコントロールする力 106
      自己制御の重要性(106)  制御資源と「筋肉」モデル(107)  制御資源の枯渇と反社会的行動(108)
    4.4 他者にみせる自己・みられる自己 109
      自己呈示の内在化(109)  「他者による自分に対する推論」の推論(110)

    第05章 他者に対する評価・判断・推論――他者をみる目とはどのような目か 113
    5.1 人に関する2種類の情報とその利用:カテゴリー情報としてのステレオタイプ使用 114
      2種類の情報と2つの処理過程(114)  ステレオタイプ(115)
    5.2 ステレオタイプのあてはめが起こりやすいとき:ステレオタイプ適用を促進する条件 116
      行動情報があいまいなとき(116)  自己に脅威が与えられたとき(117)  認知資源とステレオタイプ(118)
    5.3 他者の内的な特徴の推論:属性推論 119
      対応推論理論(120)  共変モデルと因果スキーマ(121)  対応バイアス(123)
    5.4 他者の心的状態の推論 126
      他者の心的状態の推論に用いられる2つの方略(126)  特定の状況にある他者の心的状態の推論(127)  ナイーブ・シニシズム(128)
    5.5 判断の修正可能性 132
      ステレオタイプの抑制とリバウンド効果(132)  修正の程度(133)

    第06章 態度と態度変化――感じ考えたことが行動となって現れる 137
    6.1 態度とは何か 139
      態度の定義(139)  態度の機能(140)
    6.2 態度形成の理論 140
      学習理論(140)  認知的斉合性理論(141)  バランス理論(141)  客観的事実の正当化(142)  認知的不協和の規定要因(144)  行動が態度に影響する(145)
    6.3 説得と態度変化 145
      説得メッセージの学習(145)  熟考と反論(146)  説得と情報処理過程(147)  ELMの実証例(148)  態度の二重過程モデル(149)  ELMとHSMの相違点(150)
    6.4 態度と社会行動 151
      意識的過程の影響(151)  非意識的過程の影響(153)  態度の活性化(155)  態度と行動に関する二重過程(156)

    第2部 社会関係から集団・ネットワークへ
    第07章 対人関係――「人の間」と書いて人間と読む 161
    7.1 対人魅力の要因 163
      親近性(163)  類似性(163)  返報性(165)  外見の魅力(165)  魅力と進化(165)
    7.2 対人関係 166
      交換関係と共同的関係(166)  交換関係の原理(167)  対人関係と認知過程(172)
    7.3 愛情と葛藤 174
      愛情を構成する要因(174)  葛藤と破局(176)
    7.4 援助の関係 179
      生物学的要因(179)  社会意識(179)

    第08章 集団の中の個人──認知と行動に及ぼす集団の影響力 183
    8.1 社会心理学からみた「集団」 184
    8.2 「行動する」集団 186
      集団凝集性(186)  集団規範(187)  課題の遂行(188)
    8.3 集団の構造 191
      集団内の地位(191)  役割(192)  コミュニケーション構造(192)
    8.4 「影響する」集団 193
      集団への同調(193)  周囲も自分と同じ?(194)  少数者の影響と革新(195)  社会的勢力(196)
    8.5 「意識される」集団 197
      まとまりの認知(197)  集団の責任(199)

    第09章 集団間の関係──ステレオタイプ,偏見,差別行動の原因と解決方法 201
    9.1 ステレオタイプ,偏見,差別 203
      対立の起源(203)
    9.2 認知過程とステレオタイプ 205
      目立つ事例の影響(205)  カテゴリー化(205)  判断基準の使い分け(206)
    9.3 集団所属意識がもたらすもの 208
      社会的アイデンティティー(209)  自己概念と集団(209)  認知や行動への影響(211)  原因の説明(211)  望まれないアイデンティティー(212)
    9.4 集団間の感情 214
      感情の認知的評価(215)  集団間情動理論(215)  集合的罪悪感(216)
    9.5 対立の解消 217
      接触仮説(217)  間接的接触(218)  脱カテゴリー化(219)  共通のアイデンティティー(221)

    第10章 コミュニケーション──伝えること,受けとめること,つながること 223
    10.1 言語的コミュニケーション 225
      コミュニケーションのルール(225)  言語行動と対人関係(226)  共通の基盤(227)
    10.2 非言語的コミュニケーション 229
      空間的距離(229)  視線(229)  顔の表情(229)  ジェスチャー(230)  近言語(231)
    10.3 社会的関係とコミュニケーション 231
      社会的地位と言語(231)  隠す行為と見破る行為(232)
    10.4  コミュニケーションと認知 232
      伝達と認知の共有(232)  印象を表す言葉(234)  情報伝達の影響(235)  わかりやすいことが伝わりやすい(236)
    10.5 コミュニケーションとしての対人行動 237
      予言の自己成就(237)  地位関係の影響(239)

    第11章 ソーシャル・ネットワーク──人と人のつながりは何を生み出すか 243
    11.1 ソーシャル・ネットワーク研究の発展:世界は狭く,あっという間につながる 245
      オピニオンリーダー(245)  イノベーション研究(247)  スモールワールド研究と弱い紐帯(250)  ネットワーク・バッテリーとスノーポール調査(252)
    11.2 ネットワークの構造とネットワーク資源:ネットワークの「支え」「つて」「コネ」「ほだし」「仲介」 253
      ネットワークには資源が埋まっている(254)  強い紐帯のメリット・デメリット(255)  弱い紐帯のメリット・デメリット(256)
    11.3 ネットワークの中で働く力:類は友をよぶが,人は同調するばかりではない 258
      類同性の原理とネットワークの同質性・異質性(258)ネットワークの受動的な同調と能動的な利用(259)

    第3部 社会,組織,文化の中の個人
    第12章 マスメディアとインターネット――巨大に見える影響力はどこまで実像か 267
    12.1 マスメディアの効果をめぐる多様な視点:ぶれる影響力の見解 269
      マスメディアの「限定効果」論(270)  議題設定効果(272)  教化効果(273)  プライミングとフレーミング(273)
    12.2 送り手によって作られる情報環境と情報処理する受け手:制度化されたマスメディアは何をもたらすか 275
      情報環境(275)  情報処理する「受け手」(277)  制度的送り手と非制度的送り手(277)
    12.3 対人的情報環境との交互作用:マスメディアの受け手は1人で情報を受け取るのではない 279
    12.4 インターネット:参加するメディアがもたらす新世界 281
      インターネットの効果研究のあり方(282)  インターネットがもたらした新しい情報処理課題(282)  人間の情報処理能力を拡張したか(283)  人間の社会的制約を拡張したか(285)

    第13章 参加と信頼――社会を動かす 291
    13.1 社会参加と政治参加:社会や政治に関わるとは 293
    13.2 社会参加の「メリット」:社会関係資本研究とその批判 296
      2つの対照的なサークル(296)  社会関係資本論(298)  社会関係資本の「ダークサイド」(299)
    13.3 信頼および制度的な「仕組み」がもつ意味:人が人を頼れる2つの形 301
      信頼と安心(302)  安心を支える仕組み(302)  信頼を支える仕組み(303)
    13.4 制度に対する信頼:あなたは政府を信頼できますか 308

    第14章 世論と社会過程――社会の流れを読み,これに関わる 313
    14.1 世論に対する人々の認識:世論は察知される 314
      世論の状態を知る手がかりとしての世論調査(314)  世論は熟考されていないといえるのか(316)  世論の定義(317)
    14.2 社会全体の動向や政治の動向についての認識:世論察知のメカニズム 317
      ソシオトロピックな認識のもたらす力(318)  将来期待と業績評価(319)  政治のアクターとしろうと理論,政治的効力感(320)
    14.3 世論の情報過程:世論をもたらす情報の流れと市民の情報処理 322
      認知的情報プロセスとしての世論(322)  知識問題としての世論(324)
    14.4 世論形成の社会過程:世論のマクロなダイナミクス 327
      多数派形成の過程(327)  少数派は残存する(328)

    第15章 消費者行動・環境行動――消費すること,環境に配慮すること 331
    15.1 社会的文脈の中に消費者行動・環境行動を位置づける:エゴの許される行動とエコな行動との間 332
    15.2 消費の意思決定,マーケティング,ブランド:商品の購買と利用をめぐる社会的プロセス 334
      消費者行動のヒューリスティック(335)  消費者行動のフレーミング(337)  マーケティングの行動モデルとクチコミ(338)  ブランドと消費者行動(341)
    15.3 環境行動と環境リスク:環境への配慮と責任をめぐる社会的プロセス 342
      環境リスクと社会問題(343)  環境リスクによるヒューリスティックな処理(345)  環境リスクと企業の社会的責任(345)  環境リスクと企業への信頼(347)

    第16章 組織と個人のダイナミクス――組織行動論の展開 351
    16.1 意思決定システムとしての組織 353
      組織論の系譜と人間関係への着目(353)  限定合理性と組織(354)
    16.2 「合議の知」への信頼とその限界 355
      集団極化現象(355)  意見集約の過程で生じる極化(356)  集団思考の落とし穴(358)
    16.3 個人と組織の関わり合い 359
      組織コミットメントと心理的契約(359)  多重コミットメントがもたらす葛藤と倫理的問題(361)
    16.4 組織の変革とリーダーシップ 365
      根強いリーダーシップ2次元モデル(365)  変化する状況に対応するためのリーダーシップ(366)  組織変革とリーダーシップ論の新しい潮流(367)  「知識創造」による組織変革のプロセス(369)

    第17章 集合行動とマイクロ=マクロ過程──群れをなす人々 373
    17.1 緊急時の集合行動 375
      「パニック」をめぐる議論(375)  群集事故を誘発する構造的要因(377)  状況の再定義とその難しさ(379)
    17.2 情報の伝播と普及のプロセス 381
      流言(381)  情報のカスケード(雪崩現象)(382)  カスケードの生起条件(384)
    17.3 集団と群集の連続性 385
      集合体の類型論(385)  資源動員論による社会運動の分析(386)  群集における規範の創発(387)  社会的アイデンティティーに基づく集合行動(390)  集団と集合状態のあいまいな境界(392)

    第18章 心の文化差――異文化間比較の視点 395
    18.1 価値や信念の違いに表れた文化 397
      文化的価値の諸次元(397)  「個人主義・集団主義」をめぐる諸議論(399)
    18.2 認知や思考のプロセスに埋め込まれた文化402
      心性単一性の否定(402)  認知と思考の様式における文化差(403)  文化的自己観(406)
    18.3 関係性の集積としての文化 408
      母子の関係性と文化(408)  文化内の関係性の多層構造(411)
    18.4 社会システムとしての文化 411
      「集団主義」に関する進化ゲーム・アプローチ(411)  信頼社会と安心社会(415)

    第19章 心と文化の相互構成――文化を生きる,文化を創る 417
    19.1 文化的存在としての人間 419
      心と文化の相互構成的関係(419)  心と文化を結びつける原理(421)
    19.2 子どもの発達と文化 422
      発達に関する心理・文化モデル(422)  育児をめぐる文化的慣習(423)
    19.3 異文化との遭遇と共生 426
      異文化接触とアイデンティティー危機(426)  子どもの異文化接触と文化受容(428)
    19.4 文化を生きる,文化を創る 430
      文化の生成と伝播のプロセス(430)  「名誉の文化」にみる文化の生態学的基盤とその維持(433)  多文化共生時代における「心と文化」へのアプローチ(434)

    引用文献 [439-467]
    事項索引 [468-477]
    人名索引 [478-480]

    COLUMN 1-1 操作・カバーストーリーとデブリーフィング・倫理的配慮 020
    COLUMN 1-2 反応時間を測定する意味とその測定方法 030
    COLUMN 1-3 推論における動機や目標の影響とそれに対する無自覚さ 035
    COLUMN 1-4 2つの情報処理過程 037
    COLUMN 2-1 情動二要因理論 049
    COLUMN 2-2 実験結果の読み方 060
    COLUMN 2-3 多様な感情の研究 062
    COLUMN 3-1 閾下プライミング 072
    COLUMN 3-2 実験協力者の役割 079
    COLUMN 4-1 将来の予測 096
    COLUMN 4-2 自分の感情の予測 102
    COLUMN 5-1 状況が考慮される場合――対応バイアスが生じないとき 130
    COLUMN 6-1 潜在的態度の測定方法 154
    COLUMN 7-1 手続き重視の心理と「公正さ」の判断 168
    COLUMN 7-2 ゲーム理論一相互依存関係を図式化する 170
    COLUMN 8-1 「集団」の意味について 185
    COLUMN 8-2 錯覚の中の集団規範 188
    COLUMN 9-1 内集団ひいきが起こる「最小限の条件」とは 212
    COLUMN 9-2 ステレオタイプ脅威――自分の集団への偏見によって成績が上下する 216
    COLUMN 9-3 少年キャンプでの葛藤実験 218
    COLUMN 10-1 ベビー・トーク 228
    COLUMN 10-2 教室での「怖い話」 230
    COLUMN 11-1 オピニオンリーダーの尺度と採用者カテゴリー 248
    COLUMN 11-2 ネットワークのダイナミクス 260
    COLUMN 12-1 マスメディアの「利用と満足」研究 271
    COLUMN 12-2 ソーシャル・ネットワークとしてのインターネット 287
    COLUMN 13-1 社会関係資本と垂直的人間関係の文化的考察 299
    COLUMN 13-2 信頼の実験的研究 306
    COLUMN 14-1 調査 315
    COLUMN 14-2 日本人の意識変化の35年 321
    COLUMN 15-1 経験経済 335
    COLUMN 15-2 リスク認知とリスク・コミュニケーション研究 348
    COLUMN 16-1 アイヒマン実験と模擬刑務所実験 362
    COLUMN 17-1 緊急時の群集行動とその制御 376
    COLUMN 17-2 フィールドワーク 391
    COLUMN 18-1 「文化を比較する」ことの難しさ 400
    COLUMN 18-2 自己高揚傾向の文化差についての説明 412
    COLUMN 19-1 日常の意思決定におけるセンス・メイキング 431
    COLUMN 19-2 アクション・リサーチ 434

  • 詳しい解説と図を用いた説明、課題や参考文献も詳しく載っています。少し分厚いですが、社会心理学の基本を理解するには最適の本です。

    興味のある参考文献も読んでみるといいと思います。

  • 361.4||Ik

  • この本は私たちが普段経験している人間関係などといった様々な問題に対して細かく解説してあり、とてもわかりやすかったので選定しました。
    (教育学部・学校心理課程:匿名希望)

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著者プロフィール

池田 謙一(いけだ けんいち) 同志社大学社会学部・大学院教授。博士(社会心理学)。東京大学文学部卒業,東京大学大学院人文社会系研究科教授などを経て,2013年より現職。編著書に『統治の不安と日本政治のリアリティ』(木鐸社,2019),『「日本人」は変化しているのか』(編著,勁草書房,日本社会心理学会第20 回出版賞),The International Encyclopedia of Political Communication, 3 Volumes(2015, Wiley-Blackwell),Social Network & Japanese Democracy(Routledge, 2011)他,著書・論文多数。

「2022年 『日本人の考え方 世界の人の考え方Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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