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本 ・本 (382ページ) / ISBN・EAN: 9784641084957
感想・レビュー・書評
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欧州政治史に関しては統合史が今や大人気でそういった本ばかりが書店で見られますが、この本は統合史というよりも戦後の英仏独の政治と外交を内政面からまた冷戦構造から見ている著作で統合面への特化はありません。西洋政治史と言われる場合、英仏独の政治史ですが、日本でこういった書籍はあまりなく欧州統合史の一部としての西洋政治史という印象があります。
しかし、西洋政治史とはナポレオンから冷戦終結までという幅広い内容を扱っており、統合史の場合、少し内容が違う場合があります。より厳密には西洋政治史の場合には各国内政状況を優先事項として分析し、それを土台に外交(米ソ、統合)などを見ています。また本書はその中でも冷戦時の内容ですが、各国の置かれた状況についてはわかりやすく、加えて政治文化として絶対王政頃から簡単に説明してくれています。理解を深める為には岡義武氏の『国際政治史』岩波書店などを見るといいと思います(こちらは絶対王政から第二次大戦まで)詳細をみるコメント0件をすべて表示
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