逸脱とコントロールの社会学―社会病理学を超えて (有斐閣アルマ)

著者 :
  • 有斐閣
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641122277

作品紹介・あらすじ

逸脱研究には社会学の主要な理論や方法が全て反映され活用されていて非常に興味深い。本書は古典的なものから最新のものまでこの分野の多様な理論や方法を丁寧に整理した上で逸脱とコントロールの現象をの視点から明快に説いた待望のテキスト。

感想・レビュー・書評

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  • 「逸脱」とは言い方を変えれば犯罪だったり、非常識だったり、自由だったりする。本書では自由までは述べられていないが、逸脱に関する様々な種類やパターンと各々に対するコントロール理論が展開されていて、こういう学問があるのかと感心させられた。
    昨今ネット社会により逸脱行為が可視化されているが、これは衆人監視というコントロールが効いているとも言えるだろう。問題はネットとは何か?をわからずに使っている人々がそのコントロール能力を過小評価している点だろう。
    他方、コントロールする側にも抑制が効かず暴走する場合もあり、ある種の逸脱が起きるケースもあるので、そこが大衆ネット社会の難しいところでもある。

  • 社会における逸脱、法律上犯罪行為にあたる行為などについて社会学的な見地から考察をしている。
    これまでの知見を簡単にまとめ、著者独自の視点を展開するという形になっている。逸脱者個人に関する理論、逸脱を生む社会構造に関する理論、相互行為に関する理論を紹介し、社会的世界論を示している。
    最後に研究方法に関する知見もまとめている。

    参考になる部分もあったが、大部分は犯罪について社会学的な知見を披露しており、教室における逸脱に興味を持つ人にとっては使いづらいものであった。

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