- Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641123243
作品紹介・あらすじ
企業経営を取り巻く内外の急速な環境変化によって、人事労務管理の思想と実践も「人事革命」と称されるほど大きく変容してきている。基礎理論を押さえつつ、現代日本の人事労務管理を対象にして、その現状と21世紀における新しい人的資源戦略の方向を示す最新テキスト。
感想・レビュー・書評
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有斐閣アルマシリーズの人事労務管理概説。執筆は東京大学社会科学研究所教授の佐藤博樹(1953-)、法政大学大学院イノベーションマネジメント研究科教授の藤村博之(1956-)、慶應義塾大学商学部教授の八代充史(1959-)の3名。
【構成】
第1章 企業経営と人事労務管理
1 人事労務管理の機能
2 人事戦略、人事労務管理システム、内外環境
3 内外環境の変化と人事労務管理システム
4 人事労務管理の担い手
5 人事の国際化
第2章 雇用管理
1 採用管理
2 配置と異動
3 雇用調整
4 定年制
5 エイジフリー
第3章 人事制度
1 職能資格制度
2 人事考課制度
第4章 賃金管理
1 賃金管理とは何か
2 賃金の決め方
3 賃金体系
4 企業内の賃金制度
第5章 昇進管理
1 企業内昇進の基礎理論
2 役職昇進の遅れとその問題点
3 専門職への昇進
4 ポジティブ・アクション
第6章 労働時間管理
1 労働時間制度
2 労働時間短縮の展開
3 労働時間の弾力化と課題
第7章 能力開発
1 能力とは何か
2 人は育つものか育てるものか
3 職場の能力形成
4 Off-JTの役割
5 能力開発5つのポイント
第8章 非正規従業員と派遣労働者
1 コンティンジェント・ワーカーの活用
2 非正規従業員の活用
3 派遣労働者の活用
第9章 従業員の生活支援
1 企業福祉の目的
2 福利厚生の現状
3 個人生活と職業生活の両立支援
4 ファミリー・フレンドリー企業
5 企業福祉のこれからの姿
第10章 労使関係管理
1 労使関係の制度的枠組み
2 集団的労使関係における交渉形態
3 個別的労使関係
終章 人事制度の歴史と国際比較
1 第二次大戦後の人事制度の変遷
2 人事労務管理の国際比較
本書を通読すれば、凡そ人事管理に関わる基礎的な知識を身につけることができる。説明、資料ともに分かりやすく入門書、概説書としては申し分ない(労働力の調整の説明にもう少し紙数を割いても良かった思うが)。人事部門に配属されている人間だけでなく、人事部門以外の人間にも一般知識として知っておいて損は無い内容である。ただ、大学生が読んでもいまいちピンとこないのではないかと思う。
結局、日本の人事制度の話は職能資格制度に始まり、職能資格制度に終わるのだと思うと、その進歩の無さにげんなりさせられる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
無理やり読みました
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人的資源管理論で使用
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基本。改定をチェック。