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- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641125230
作品紹介・あらすじ
医師・患者関係、応召義務、医業独占、医療事故への司法の介入、医療と個人情報保護、救急車トリアージ-近時の重要なトピックについて「なぜ」そうなっているのかを問い直すことで、医療と法のあり方を再考する。
感想・レビュー・書評
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我が国の医療は、そのほとんどの行為が法に基づいて行われているはずだけれど、筆者の考えとしては、「法はそこまで万能ではない」から、法の外側にある考え方や価値観、エキスパートによる指針といったものを丁寧に参照しながら検討すべきと言っていると思う。とはいえ、法が何を実現したかったのかということにも立ち返って、例えば医療における個人情報の取り扱いなんかは、間違った形で厳密すぎる運用をすべきでないとも言っていると思う。
事例と、それに関する妥当な解釈や考え方を提示してはいるが、あまり核心に触れようとはしない。ただ、情熱が滲み出てくる、そんな本のように思う。
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