- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641133853
作品紹介・あらすじ
法学教室好評連載の単行本化。学習上重要なテーマを身近な事例を通して学習することで基本の理解が深まり、さらに、批判的な再検討が可能に。民法現代語化対応版。
感想・レビュー・書評
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おなじ著者の「基本民法」シリーズをおなじ趣旨にもとづく、民法の解説書です。
「基本民法」シリーズは、いちおう基本書のような構成をとっており、民法の各分野について一通りの説明がなされていますが、本シリーズではそうした枠組みをはずして、特殊なテーマについて著者自身の考えにもとづく議論が、比較的初学者にも読めるようにやさしく説かれています。著者は「はじめに」のなかで、「目的は、特殊問題を通じて、基本の理解を深め、さらに、批判的な再検討を促すという点にある」と述べているように、読者が民法の全体像についてある程度の見通しを得られるようなテーマがえらばれているように感じました。
なお「基本民法」シリーズは財産法のみがあつかわれていましたが、本書では家族法にかんするテーマもとりあげられています。教科書のように家族法の全体についての解説がなされているわけではありませんが、民法についての学問的な立場からの議論がどのような問題をあつかっているのかということをうかがい知ることができます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
法学教室の連載をまとめたもので、現実の事件を題材とした応用論点について、簡潔に纏められている。正直試験対策には不要な部分だし、議論の先端部分について、なんとなーく把握して法学の感覚をふわっと感じるぐらいで、費用・時間対効果は薄い。
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ざっと読んだ。
もう少し勉強が進んでからがいいのかな… -
親族・相続の部分が特に興味深い。家族というものを考えさせられる。家族を考えるというのは社会を構想することというのは同感。