家族と刑法 家庭は犯罪の温床か? (単行本)

  • 有斐閣 (2021年8月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (284ページ) / ISBN・EAN: 9784641139510

作品紹介・あらすじ

従来「法は家庭に入らず」の典型であった刑法が、近時はDVや児童虐待など家庭で生じる様々な問題事象に介入している。「家族構成員を守る場」である家庭が「犯罪の温床」にもなるとの刑法研究者の問題提起を中心に、民法研究者のコメントが添えられる意欲作。

感想・レビュー・書評

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  • 【目次】

     第1回 DVの被害者が加害者に反撃するとき(その1)

    Ⅰ 「家族と刑法」を始めるにあたって
    Ⅱ DVの終着点の一つ――DV反撃殺人事例

    〈第1回コメント〉「家族と刑法」と聞いたとき

     第2回 DVの被害者が加害者に反撃するとき(その2)
     
    Ⅰ 第1回を振り返って
    Ⅱ 正当防衛による解決について
    Ⅲ 別の解決の模索――ドイツの議論
    Ⅳ 我が国におけるDV反撃殺人事例
    Ⅴ 終わりに

    〈第2回コメント〉DVの被害者が加害者に反撃するとき・逃げるとき

     第3回 児童が家庭の中で性的虐待に遭うとき(その1)

    Ⅰ 児童虐待の一つとしての性的虐待
    Ⅱ 児童に対する性的虐待の現状分析
    Ⅲ 性的虐待はどのように処罰されていたのか

     第4回 児童が家庭の中で性的虐待に遭うとき(その2)

    Ⅰ 前回(第3回)の議論を振り返って
    Ⅱ 監護者性交等・わいせつ罪の導入とその分析
    Ⅲ 監護者性交等・わいせつ罪の成立の限界
    Ⅳ おわりに

    〈第3回・第4回コメント〉児童が家庭の中で性的虐待に遭って子を産んだとき

     第5回 家庭において児童ポルノが作り出されるとき

    Ⅰ 家庭内の性的虐待としての児童ポルノ
    Ⅱ 家庭内における児童ポルノについて
    Ⅲ 終わりに

    〈第5回コメント〉親が子どもの画像を公表するとき

     第6回 児童が家庭でタバコの煙に苛まれるとき

    Ⅰ 家庭内の受動喫煙と児童虐待
    Ⅱ 児童虐待の現状
    Ⅲ 児童虐待罪を巡るる議論
    Ⅳ 東京都子ども受動喫煙条例の検討

    〈第6回コメント〉児童虐待が行われたとき

     第7回 家族によって自分の大切なものが奪われるとき

    Ⅰ はじめに――家庭内で起こる財産犯罪
    Ⅱ 親族相盗例とは何か
    Ⅲ 親族相盗例の沿革
    Ⅳ ドイツ語圏における親族相盗例――家庭・家族内窃盗について
    Ⅴ 我が国の親族相盗例の問題性
    Ⅵ 終わりに――あるべき立法は何か

    〈第7回コメント〉家族によって財産管理を行うとき

     第8回 両親が子どもを巡って互いに争うとき(その1)

    Ⅰ はじめに――親による我が子の拐取
    Ⅱ 民事的な解決についての概観
    Ⅲ 刑事的規制を巡る諸外国の動向
    Ⅳ 今回のまとめ

     第9回 両親が子どもを巡って互いに争うとき(その2)

    Ⅰ 前回(第8回)の議論を振り返って
    Ⅱ 拐取罪とは何か
    Ⅲ 親による我が子の連れ去りと拐取罪
    Ⅳ 親権者であることが処罰の否定をもたらす理由
    Ⅴ 終わりに

    〈第8回・第9回コメント〉親が子どもを連れて別居するとき

     第10回 死者がその家族によって弔われないとき

    Ⅰ はじめに――私的な追憶から
    Ⅱ 死体損壊等罪とはどのような規定か
    Ⅲ 不作為犯の処罰根拠と不作為の死体遺棄罪
    Ⅳ ドイツ語圏各国における死体を巡る処罰規定
    Ⅴ 再び我が国の議論に戻って
    Ⅵ なぜ家族に葬祭義務が課されるのか
    Ⅶ 終わりに

    〈第10回コメント〉死者が臓器提供の意思表示をしていたとき

     第11回 子どもが親による保護を受けられないとき

    Ⅰ はじめに
    Ⅱ 保護責任者遺棄罪とは何か
    Ⅲ ドイツ語圏各国における遺棄罪規定
    Ⅳ 再び我が国の議論に戻って
    Ⅴ 終わりに

    〈第11回コメント〉子を出産したことを秘密にしたいとき

     第12回 子が親から「しつけ」を受けるとき

    Ⅰ はじめに――親が子を育てるためにできること・できないこと
    Ⅱ 懲戒権を巡る議論状況
    Ⅲ ドイツ語圏各国における議論状況の分析・検討
    Ⅳ 我が国の議論に戻って
    Ⅴ 終わりに

    〈第12回コメント〉親による体罰を民法で禁止するとき

     第13回 妊婦が妊娠中絶に関する情報に接するとき

    Ⅰ はじめに――妊娠中絶を巡る大きな動き
    Ⅱ 議論の発端――何が問題とされたのか
    Ⅲ 第219条aの改正を巡る動向
    Ⅳ H医師に対する刑事裁判と改正法
    Ⅴ 終わりに――妊娠中絶を巡る倫理とタブー?

    〈第13回コメント〉生まれる子を自分で育てられないとき

     第14回 親が子に予防接種を受けさせないとき(その1)

    Ⅰ はじめに――麻疹の流行と予防接種
    Ⅱ ドイツにおける麻疹の発生・流行と従来の対応
    Ⅲ 麻疹予防法案の内容
    Ⅳ 麻疹の予防接種「義務化」を巡る問題
    Ⅴ 次回(第15回)への橋渡し

     第15回 親が子に予防接種を受けさせないとき(その2)

    Ⅰ 前回(第14回)を振り返って
    Ⅱ 親の監護・教育権との関係について
    Ⅲ 予防接種義務の違反に対する制裁について
    Ⅳ より良き立法としての予防接種の義務化?
    Ⅴ 終わりに

    〈第14回・第15回コメント〉親が子の医療行為に同意する必要があるとき

  • 専門家向き。いろんな事件があるなあ……

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著者プロフィール

立教大学教授

「2021年 『家族と刑法 家庭は犯罪の温床か?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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