現代日本政治史

著者 : 薬師寺克行

• 有斐閣 (2014年9月8日発売)

作品紹介・あらすじ

「改革」の果てに見たものは。五五年体制の崩壊から今日に至るまでの日本政治を政治記者として権力の中枢に接してきた著者が分析・考察する。

感想・レビュー・書評

[None bedさんの感想 · 2023年2月19日]

平成政治を整理したいと手に取りました．著者は元記者．

振り返るには直近すぎるともいえる内容のため1冊では済ませられない点は承知しつつも，類書の中では流れが掴みやすく，読み易いです．

もっともところどころ書かれる著者の分析には微妙なものもあります．与野党で争われた自衛隊の合憲論争を「観念論的な論争」と呼ぶ記述が一度ではなく何度も見られたことも気になります．一応法律論ですし．

民主党の構造改革がうまくいかなかった点に関する松井孝治参議院議員（当時）のインタビューが興味深かったです．

[桜美林大学図書館さんの感想 · 2022年2月9日]

https://cool.obirin.ac.jp/opac/volume/875450

著者プロフィール

東洋大学社会学部教授

「2014年 『現代日本政治史 政治改革と政権交代』 で使われていた紹介文から引用しています。」