重層的地域としてのアジア 対立と共存の構図

  • 有斐閣 (2014年11月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (358ページ) / ISBN・EAN: 9784641149106

作品紹介・あらすじ

ASEANなどさまざまな地域制度が重層的に設立されているアジアにおいて,地域「構築」の試みが重要性を増している。諸国家が,内部に対立を抱えつつも,共同で安定と繁栄を実現させようと政策協調や協力を進める姿に,日本への示唆を見る。

感想・レビュー・書評

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  • アジアには国際制度があまたある。最近ではTPP(Trans-Pacific Partnership Agreement:環太平洋パートナーシップ協定)やAIIB(Asian Infrastructure Investment Bank:アジアインフラ投資銀行)が紙面を賑わすこともある。こうした制度と密接に絡んでいるのが「地域」に対する眼差しだ。これまでも「アジア太平洋」や「東南アジア」、「東アジア」などなど、様々な「地域」観が提示されてきた。アジアでは複数の「地域」観が折り重なってきたのである。本書はここに光を当てており、様々な「地域」構想が浮沈してきたアジアの国際関係史を辿っている。なお、著者が言う「地域」は、単に地理的な範囲を切り取っただけのものではない。平和や安定を実現させるための政策協調を通して、ただの国家集合を超えたまとまりを現出させようとする志向性を孕んだものである。いわば、認識のあり方としての「地域」である。こうした視点から、大国決定論に還元されない多国間外交の実態に迫っている。昨今の情勢を捉える際にも有用な視点のように思われる。
    (ラーニング・アドバイザー/国際 OYAMA)

    ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
    http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1633255

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著者プロフィール

東京理科大学工学部教養教授(国際関係論,国際政治学担当)

「2014年 『重層的地域としてのアジア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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