日本政治史講義

著者 :
  • 有斐閣
4.33
  • (2)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 82
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (550ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641149373

作品紹介・あらすじ

政治家,官僚,経営者,作家といった多くの人々の視点を取り込みつつ,さまざまな歴史の現場にも足を運びながら,明治から令和に至る日本政治の変動をダイナミックに描いた通史。その時々の時代感覚や気分も伝える画期的テキストです。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/760070

  • 読了 20210902

  •  内政中心で、政局史の感が強い。特に戦後の部分。通史部分はかなり駆け足だが、他方で章ごとの両著者の対話が、解説になっていながら軽妙で面白い。
     興味深い指摘いくつか。15年戦争の時代は、明治憲法体制の限界で、権力機構がますます分裂していく。開戦時にはまだ明治憲法、国家機構が正常に動いていたが、終戦時には崩壊に近く、「聖断」が必要だった。派閥は鳩山〜岸時代には定着せず、池田派と佐藤派に始まる。1960年代後半の革新自治体はオイル・ショック後の経済悪化の中で退潮するが、代わって現れたのは大連立型の地方政府、協調主義的な地方政治。小泉政治の後はテレポリティクスの限界とネットの普及、政治家の小粒化(この文脈で第2次安倍政権をどう見るか少し疑問)。
     本書では解が必ずしも示されないが、疑問に思った点も。55年体制成立時は自民党長期政権は想定されていなかったが、約10年後の佐藤政権時には長期化の見通しが支配的になっていくという。この時期、革新自治体や学生運動が顕在化していたにもかかわらず、なぜなのだろうか。

  • 東2法経図・6F開架:312.1A/Mi25n//K

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

東京大学名誉教授
1951年東京生まれ。75年東京大学法学部卒。同大学助手を経て、78年東京都立大学助教授、88年同教授、ハーバード大学客員研究員を経て、99年政策研究大学院大学教授。2002年東京大学先端科学技術センター教授を経て現職。

「2021年 『日本政治 コロナ敗戦の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

御厨貴の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
アンデシュ・ハン...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×