マクロ経済学

  • 有斐閣 (2015年10月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (292ページ) / ISBN・EAN: 9784641150263

感想・レビュー・書評

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  • 331||Hi

  • ミクロには正しそうに思えることがマクロではそう簡単な話ではない、というのがよく分かった。
    というか、マクロ経済ってパラメーターが多すぎて正しい判断や合理的な行動をとるのがほぼ不可能なんじゃないかと思えるレベル。
    経済ニュースを見るのが今までより一層楽しくなりそう。
    正直そこまで分かりやすい入門書だとは思えなかったので、もう少し色々読み比べてみたいなと思った。

    以下メモ

    ・合成の誤謬(例:家計が消費をすればするほど景気が良くなるというのはミクロには正論だけど、消費ばかりで貯蓄に回るお金が減れば銀行が企業に融資できなくなって結果的に家計の収入が減って最終的には消費が縮小する)

    ・公共事業の財源は、税金で今の世代だけから徴収するよりも、国債で将来の世代にも負担してもらうのが合理的。公共事業の財源のために発行する国債を「建設国債」、日常的な支出の財源のために発行する国債を「赤字国債」と呼んで区別する

    ・日本の国債を全て日本人が引き受けているとしたら、国債の償還の財源を増税で確保しても、納税者から国債の債権者に資金が移動するだけで国の総所得には影響がないように思われる。しかし、事はそれほど単純ではない。1) 国債を発行した時点で、それを購入する財源として国民の貯蓄が使われるため、民間企業への融資に回っていたはずの資金が奪われるという機会費用がある。2) 国債を購入した債権者の世代と、その償還のために増税される世代が異なるため、強制的に世代間の資金移動が行われてしまう

    ・債務GDP比率が増え続ける場合、政府債務は永遠に返済不可能。債務GDP比率が増えない条件は「金利≦経済成長率(GDP増加率)」(ドーマー条件)

    ・インフレと失業はトレードオフの関係にある。インフレ率と経済成長率に正の相関があり、経済成長率と失業率に負の相関がある(経済成長率が高ければ雇用は増える)ため。つまりインフレを起こさずに雇用を増やすことは難しい

    ・紙幣印刷によってマネーサプライを増やすと、インフレによって家計の貨幣価値は下がる。これはあたかも保有している貨幣に課税されて一部の価値が政府に移っているかのように見えるため、このような現象を「インフレ税」と呼ぶ

    ・人々のインフレ期待がどのように決まるかということに対する定説は今のところ発見されていないが、中央銀行は少なくとも人々の期待に混乱を与えないよう、金融政策に透明性を持たせようとする(政策決定日や政策内容を公表する等の「フォワードガイダンス」を行う)

    ・インフレは名目金利を押し上げるため、(理論上は)実質金利に影響しない(フィッシャー効果)。例えば、インフレ率が30%で名目金利が1%の経済では、誰も1%の金利でお金を貸そうとはせず、もっと高い金利でないと借りられなくなるため、名目金利は上がっていく

    ・市場メカニズムが上手く機能すれば、実質賃金が下がることで労働需要が増えるため、失業は生じないはず。だが現実の経済では失業は存在し続けている。失業には大きく「摩擦的失業」「構造的失業」「循環的失業」がある。摩擦的失業とは、労働者と職とのマッチングにコストがかかるために発生する失業。構造的失業とは、最低賃金制度や労働組合の存在などの原因により賃金が硬直的であるために発生する失業。循環的失業とは、短期的な景気後退により総需要が不足することによって発生する失業

  • 何度も読んで理解する。
    モデル覚える

  • 2016年4月に実施した学生選書企画で学生の皆さんによって選ばれ購入した本です。
    通常の配架場所: 開架図書(3階)
    請求記号: 331.8//H63

    【選書理由・おすすめコメント】
    内容がすっきりしていて、自分の知りたい項目がうまくまとめられている。
    (経済学科)

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著者プロフィール

明治大学教授

「2026年 『マクロ経済学〔第4版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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