基礎から学ぶ認知心理学 人間の認識の不思議 (有斐閣ストゥディア)
- 有斐閣 (2015年9月24日発売)
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感想 : 11件
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Amazon.co.jp ・本 (242ページ) / ISBN・EAN: 9784641150270
作品紹介・あらすじ
私たちは本当に自分自身を正しく認識しているだろうか。毎日目にしていても思い出せないことがあるのはなぜか。記憶や感覚,思考といった認識のしくみの科学であり,「人間の賢さと愚かさ」に迫る認知心理学の魅力を発見しながら考えながら学べる体験型入門テキスト。
みんなの感想まとめ
認知心理学の基本を学びながら、私たちの思考や記憶の仕組みを深く理解することができる一冊です。内容は詳細で、先入観や認識のバイアスについても触れられており、過去の経験を活用することの重要性を考えさせられ...
感想・レビュー・書評
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教科書みたいな知識が高度な本です
認知心理学として詳しくかかれています
先入観、認識など今までの価値観や経験がバイアスとなる
間違えることもあるが認識して実践するまでは過去の経験を活用している
認知の色々な仕組みは人の知能の豊かさを感じます詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
認知心理学の授業で教科書として購入。
本書の内容自体には関わらないものではあるが、このシリーズの装丁は綺麗で好きです。ピンクの色合いも可愛い。カバーを外しても可愛い。
これで内容も分かりやすく、図示を混じえての解説をしてくれるのだから申し分ない。初学者に易しい本で、日常の様々な場面に心理学の見地を当てはめていくので、理論の活用も容易く感じられる。教科書としてよりも、読み物として面白いです。 -
有斐閣ストゥディアシリーズの1冊。
「錯視」は勿論のこと、「目撃者の記憶はいい加減?」、「ノストラダムスの予言」等々といった、興味をそそられる多種多様な実例が用いられており、読者を飽きさせない工夫がなされている。
又、学説史から入って個々の内容を説明するという王道の教科書的構成を採らず、個々の内容を説明した上で、最後に学説史でそれぞれの意義を確認するという構成を採っている。教員や、初めからその分野を専攻するつもりの学生からすると、「研究史→個々の内容」という構成が適切だと感じるかもしれないが、「基本的な内容を一通り学習できれば良い」「研究史を学習する意義が分からない」という読者も多いわけで、「個々の内容→研究史」という構成も、本書のような初学者向けで広汎な層の読者が期待できる教科書には適しているといえるだろう。
抽象的で難解な概念の導入や高度な数学的知識を要求される数式も無く、かといって過度に「大衆向け」というわけでもなく、認知心理学を一通り学習しておきたい様々な分野の学生に、最初の1冊としておすすめである。
(教養学部学際科学科地理・空間コース 4年)
【学内URL】
https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000027054
【学外からの利用方法】
https://www.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/gacos/faq/gakugai.html -
「心理学」系の本は、興味のおもむくままに読んでいたのだが、この辺で「心理学」の全体像を「整理」しとこう、と思って、「有斐閣ストゥディア」の「心理学」系のシリーズ4冊を読んでみた。これはその4冊目。
4冊読んで驚いたのは、わたしがこれまで興味をもって読んできた「ユング」「人間性心理学」「ポジティヴ心理学」「成人発達」みたいな話題は、ほぼゼロということ。(いうまでもなく、「プロセスワーク」、「トランスパーソナル」、「ナラティヴ・アプローチ」とか、でてくる気配すらまったくない)
わたしがこれまで読んでいたのは、「心理学」ではなかったのか!という驚き。。。
ガーゲンが、「心理学の学問世界で、「ユング」とか、「フロイト」という名前に言及したらアウト。科学的ではないと思われる」みたいなことを書いていたけど、まさにそれですね。
どうやら私がこれまで興味をもって読んでたのは「心理学」じゃなくて、「臨床心理」の世界で、かつそのなかのさらにごくマイナーなジャンルをやっていたんだ、ということがわかった。
4冊を読んで全体としての感想はそんなところなんだけど、この「認知心理学」については、ちょっとこれまで読んだことがある本とリンクするところがあった。
ただ、わたしは、それは心理学というより、行動経済学とか、意思決定論(とくに政治学での)とか、ゲーム理論、脳・神経科学とか、進化論とかで読んだ感じですね。
そういう意味では、これまでバラバラと読んでいたのが、一つのフレームワークとしておさまっていく感じはあった。
本の章立てがよくて、認知心理学の歴史みたいなのは、普通は最初に来そうだけど、再度に取り上げられていて、人間の認知のプロセスに沿って(?)、「感じる」「捉える」「覚える」「忘れる」「わかる」「考える」「決める」「気づかない」という流れになっている。
こうやって、一つ一つのプロセスをたどっていくと、人間って、ほんとすごいことをやってんだな〜と感動してしまう。
で、この認知のプロセスを徹底的に理解しようという学者の努力とその成果に感心し、でも、それでもまだまだわからないことだらけの人間の認知の複雑さにさらなる驚きを感じる。
「認知心理学」は、「行動主義心理学」へのアンチとして生まれてきたという話も面白いな〜。「行動主義心理学」は、印象論的なものに終始する心理学は科学的ではないとして、観察できない「心理」はブラックボックスとして、観察できる「刺激」と「行動」にフォーカスした。つまり、「行動主義」の全盛期は、「心理」について語ってはいけないという世界に「心理学」はなっていたらしい!!!
そういうなかで、人間の頭のなか、つまり「心」を科学しようとしたのが、「認知心理学」。といっても、これは科学なので、人間の認知や思考をコンピューターの情報処理プロセスを意識する形で、科学的な実験を通じて探求するもの。
つまり、「認知心理学」も、実証科学のなかでの取り組みですね。いわゆる「認知行動療法」として、臨床面では、認知心理学と行動心理学は統合されているということなのかな?
もちろん、「認知心理学」は、人間をコンピューターにたとえるところでとまらず、人間間の相互作用とか、実験室外の日常生活の観察とか、脳神経科学進化理論との統合なども進んでいる。
そうした成果の数々は素晴らしいな〜と思いつつ、「心」というものは、まだ科学の外においてあるような印象が残る。
きっと、その辺が、ナラティヴ・アプローチとかと関係しているところかな?また、哲学の世界で、マルクス・ガブリエルの「わたしは脳ではない」という議論につながっているんだろうな〜と思った。 -
知覚についての理解、思考の切り口を増やしたいと思い手に取りました。
私にとってとても分かりやすく、心躍る知識が沢山得られました。
特に、章末の「さらに学びたい人のために」というコラムがとてもいいです。
初心者にとって、参考文献を親切丁寧に紹介して下さるというのはこんなにも有難いのか。と体感しました。 -
認知心理学のスタートを理解するには分かり易かった。
ただ、全編通してへ〜という感じで、結局認知心理学を理解した上でこれを何に活かせるのかが、この本だけでは学べないかなと。
ただ、あまり自身の感覚を過信し過ぎるのは危険と言うことだけはわかった、 -
専門用語や数式などをできるだけ使わず、平易に解説されていて初学者に最適。
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事例を取り上げながら最新の研究成果まで、なるべく記号を使わずに紹介している。認知心理学ってなんぞやって人にも分かりやすい。
法学を学ぶ人も知っておくべき領域だと思った。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
服部雅史の作品
