ストーリーで学ぶ開発経済学 途上国の暮らしを考える (有斐閣ストゥディア)
- 有斐閣 (2016年3月31日発売)
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感想 : 11件
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Amazon.co.jp ・本 (228ページ) / ISBN・EAN: 9784641150348
作品紹介・あらすじ
ストーリー仕立てで学ぶ,開発経済学の入門テキスト。各章では,まず架空の「アスー国」の人々の日常が描かれ,そこから課題を抽出,開発経済学がどのようなアプローチでそれに迫り,解決策や政策提言を導き出すのかを叙述します。最新の理論もわかりやすく説明。
感想・レビュー・書評
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発展途上国の生活の実態を垣間見ることのできるエピソードが章ごとにあり、その状況の原因はどのようなもので、これまでに行われてきた対策やその成果と課題、今後の問題解決のために必要な考え方などが分かりやすく説明されています。
とくに、後進国の農村が抱えるミクロな問題とその解決方法についての指摘はわかりやすかったです。
後進国全体についてのマクロな視点になるとどうしても数式が出てきたり難易度の高い議論が展開される部分もありましたが、全体として読みやすく工夫されているように思います。
単純に「必要なだけのお金を支援すればよい」というわけではなく、個別のプロジェクトが成功したとしても後進国の抱える課題が解決されることには直結しない、ということもよくわかります。
日本からはマイクロファイナンス(マイクロクレジット)という形で個別のプロジェクトへの支援が多く行われているようですが、それも万能ではなく、上手くいかなかった事例も少なくはないようです。
世の中から貧困をなくすというのはSDGsでも掲げられている目標ですし、ただ産業や経済を発展させるだけでは環境問題の解決が遠のくことにもなりかねません。
それぞれの地域気候や文化条件の差もあります。
問題は多方面にわたっていてすぐに解決することができる魔法のような解答はありませんが、「冷静な頭脳」と「(状況を改善させたいと願う)熱い心」を持つことの大切さを改めて感じさせてくれる本でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
開発目標8:働きがいも経済成長も
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac.lib.setsunan.ac.jp/iwjs0021op2/BB50018909 -
ストーリー仕立てで学ぶ、開発経済学のテキスト。架空の途上国、アスー国の人々の日常から課題を抽出し、開発経済学がそれにどのようなアプローチで迫り、解決策や政策提言を導き出すのかを叙述する。各章末に問題も掲載。【「TRC MARC」の商品解説】
関西外大図書館OPACのURLはこちら↓
https://opac1.kansaigaidai.ac.jp/iwjs0015opc/BB40240519 -
開発経済学って名前から難しそうだけど分かりやすくまとめてあって面白かった。
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初歩的なところと、そこから進むとこんな研究があるよという紹介と。今年のノーベル経済学賞の関連でもあるし、興味のある方はぜひ。
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入門書に最適。協力隊員にもおすすめ。楽天的な性格に対してのとげのあるものいいが目立つ。
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東2法経図・6F指定 333.8A/Ku76s/Makita
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よい方に予想外だった!
また、簡単な教科書で、そんなに面白くないのでは、なんて思ってたけど、思った以上に、きちんと話が組まれて開発経済の基礎と思われる内容が説明されているうえに、具体的な課題と背景を元考える形になっているので、非常に分かりやすいと感じました。
あと、個人的には、各章末にある、振り返りで考えさせる確認問題がツボ。
簡単過ぎもせず、難し過ぎもしない、よい問題だと思う!
著者プロフィール
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