- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641151055
作品紹介・あらすじ
情報量の多さの割に,勘違いされがちなアメリカ政治。本書は,個々の出来事を追うだけでなく,その背景や政治制度の仕組みを多角的に解説する。どのような主体や制度が,どのように活動・作動しているのか。アメリカ政治の「からくり」を明らかにする。
感想・レビュー・書評
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学部生向け教科書という感じ。概説書によくある制度論だけでなく各アクター、また現在の分極化の状況まで解説。
米国人の世界観・政治観と切り離せないのが政党一体感という概念で、このプリズムが社会をみる枠組みを提供しアイデンティティでもある、とある。分かるような気がする一方、その割に党員制度も党議拘束も伝統的には緩いというのが不思議だ。
ただ政党一体感がアイデンティティでもあるとすると、分極化の今日は妥協を見出すのが難しそうだ。著者は世論と政策エリートそれぞれの分極化を挙げ、前者については多文化主義を受容するリベラル派と反発する保守派の間の文化戦争を指摘。多文化主義が却って分極化を進展させるとは皮肉だ。 -
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【「アメリカンセンターJAPAN」Webサイトでダウンロードできる国務省出版物の和訳PDFファイルの例:
タイトル、PDFファイル頁数(2024/9/21現在)】
米国の統治の仕組み、40頁
早わかり「米国の選挙」、64頁
選挙人団制度―現代の大統領選挙における選挙人団制度の役割、18頁 -
東2法経図・6F開架:312.53A/O47a//K
著者プロフィール
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