教養としての経済学 生き抜く力を培うために (単行本)

  • 有斐閣 (2013年2月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (324ページ) / ISBN・EAN: 9784641164048

作品紹介・あらすじ

経済学とはどんな学問なのか─高校3年生や大学新入生に向けて,一橋大学経済学部の教員が平易な言葉で語りかける。経済問題,理論,歴史,学習法を通して,経済学を学ぶ中で培われる思考法が,人生における困難を克服するための力となりうることを示す。

みんなの感想まとめ

経済学の基本的な考え方やその魅力を分かりやすく解説した本は、現代社会における不確実性を乗り越えるための知的体力を育む手助けをしてくれます。特に、章ごとに身近な経済問題や歴史的背景を取り上げることで、読...

感想・レビュー・書評

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  • 同じ大学の経済学者がプロジェクトを組んで、経済学の魅力、射程、考え方について、様々なテーマ、論点を素材にまとめた書。
    経済学の基本的な考え方を学ぶことで、不確実で答のない社会で考え抜く知的体力を身につけることができそう、と思うことができました。
    各節の最後に、より深く学ぶための書籍を紹介してくれているのが、学習意欲をさらに高めてくれていて、とてもよいと思います。
    刊行(2012年)から14年経過していて、不確実さが増している現代社会でこの著作を作ろうとすると、どんなテーマが並ぶのか、すごく興味があります。

  • 2000年初頭に給与水準が上がらなかったのは、デフレとグローバル化による国際競争の激化のため。
    その前は、労働時間の削減があったため、給料が上がらなくても納得感があった。

    TPPの反対論が根強いのは、損失を被る人は一人当たりの損失が大きいが、恩恵を被る人は、一人当たりは少ないので、政治力を持てるから。

    1982年のメキシコ危機で、メキシコは、シティバンクから返済削減を勝ち取った。「国が商売を足t無用なことはない、苦にのインフラがなくなることはない、国民がモノを作る能力が消えることはない。」しかし、強制取り立てはできない。返さないほうがマシだと思えば国家は破綻する。

    あなたが銀行から100ポンド借金するとそれはあなたにとってやっかいな問題だ。
    あなたが銀行から100万ポンド借金すると、銀行にとって問題だ。(ケインズ)
    あなたが10億ポンド借りると、みんなにとってやっかいな問題だ(エコノミスト)

    貧困層への政府による融資プログラムは大半は失敗に終わった。
    マイクロクレジットは、連帯保証によるグループ借入精度。質の良い借り手が自動的に選別できる。=最貧困層が締め出された。

    ここ20年で高卒で就職することは難しくなった。求人数が少なくなっている。大企業の生産現場がなくなった。

    日本は罹患率が低いために死亡率が低い。

    中国が勝ってくれれば資源、そうでなければゴミ。

    パレード改善=誰の効用も下げずに、誰かの効用を挙げられる場合。それ以上向上できない場合をパレード効率的。ひとりそう取りでもパレード効率的になる。

    格差と衡平=他人をうらやましいと思わない配分=無羨望配分が好ましい。

    上海の租界は、所有権が明確で中国政府から治外法権があった。外国人名義で多くの中国人が所有していた。居住者も中国人が多かった。
    中国の金融機関は伝統的に短期融資が多く、製造業の育成には向かなかった。

    熱海の大湯の湧出量が減少すると他の温泉が急増した。

    アダムスミスとマールマルクスの中間にジョンスチュワートミルがいる。『経済学原理』『自由論』

    日本語話者が中国語を学ぶ場合、漢字はメリットでもありデメリットでもある。漢字に頼る。

    GDPのGROSSには、固定資本減耗を含む、GNPのNETには、固定資本減耗を含まない。

  • 一橋大学経済学部の研究者が編んだ本。
    「いいなぁ」と思った。
    高校生や高校生の親(私のような)、「経済学って何?」と思う読者のために分かりやすく解説されている。
    章立ては、
    第1章 大きな社会問題、身近な経済問題
    第2章 経済学的な発想とは?
    第3章 歴史の中の経済社会
    第4章 プロフェッショナルにとっての経済学
    となっており、読み物としての興味もそそられる。
    読み終わった後に副題の~生き抜く力を培うために~の意味が分かった。

  • 一橋大学経済学部の教員が大学での講義経験を元に編ん楽しく読める経済学のエッセイ集(帯から)

    時事の話題から経済学理論の基本、古典の紹介、学問への誘いとタイトルに相応しい内容。
    執筆者によってはこれだけで十分と思うとちょっとまずいかなとも思うものもあったが、参考文献もしっかりと紹介されているので初めの一冊として太鼓判。

  • 経済学の入門書として優秀
    経済学の分野をそれぞれ簡単に紹介するコーナーが面白かった!マクロ経済学の世界にもっと踏み込みたいと思った!
    2012年の本だから時事ネタはうーんって感じ

    何もしてなくて手持ち無沙汰な時に読むべき 通勤通学とか

  • ■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
    【書籍】
    https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1000965523

    森宜人先生(経済学研究科)推薦

  • 一橋大学経済学部編『教養としての経済学』有斐閣 読了。同学部の教員らによるエッセイ集。経済学を学ぶ意義・楽しみ・喜びが詰まっている。いい意味で玉石混淆なところもまた面白い。この先生の講義を受けてみたいなあとか。副専攻ながら経済学も修めた端くれとして、関心ある方には一読を勧めたい。

  • 東2法経図・6F指定:331A/H77k/Miyagawa

  • 有斐閣編集部の新入生におすすめする本より。経済学の入り口としてはいい感じ。時事ネタは流石にちょっと古いけど。統計の勉強をしたり自由論を読んだりしたくなった。

  • もし大学生の初期若しくは高校生の時にこの本と出会っていたら、と思ってしまう。
    その道のプロ達が、「自らの専門に基づきながらも、自らの専門から離れつつ」、「経済学に対してまったく白地な若者に向かって、経済学を語る」この本はとても知的好奇心をくすぐられるものでした。
    下手な入門書より、まずはこれを読むべきだと思いました。

  • ふむ

  • ・読みやすさと次の本紹介が良い
    ・自分はすでに神取ミクロなどに手を出してるので、対象から少し外れてる感

  • 大学生向けか。読み応えはあったが、得られる部分は少なかっただろう。

    8年前のものなので、その当時の話題が多く、歴史に興味があるか、起きた事例を遡ることで学ぶかの意識が必要だった。

    自分にはそのどちらも持ち得ていなかった。

  • 経済

  • おおむね読了、ということで。
    興味深いが、完全に読破する必要まではなさそう。
    しかし経済学は、あまり古いものを読んではダメだな。。。
    そういう意味ではギリギリ。

  • 【由来】
    ・ダイヤモンド

    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】


    【目次】

  • 経済学を俯瞰的に知るには良書.
    ・「大学生は多すぎる」は本当か?
    の議論は興味深い.4年制大学への進学率は1990年の25%から2010年の50.9%で倍増している.大卒者が無駄に増えているのであれば賃金が下がるが,高卒者と大卒者の相対賃金は下がっていない.これは大卒者の需要が増えたから.

    印象だけで社会を語る危険性を警笛している.

  • 想定されている第一のターゲット層は高校生であると思われるが、流石は一橋大経済のスタッフ陣による執筆だけあって、どの稿にも含蓄がある。叙述も全体的に読みやすいし、経済史に一つの章を割いている点は好感が持てる。ある程度の社会人経験を積んだ人間にとっても、日々の生活のなかで忘れていた経済学的発想に気づかされたり新たな知見を得たりするなどして、得るものは少ないないはずだ。 経済学への案内状として本書が国内最高水準にあることは疑うべくもないだろう。

  • 331||Hi

  • 一橋大学の講師陣を中心にした、経済学部をめざす高校生に向けたエッセイ集。経済のいろいろな話題をまとめている。

    経済の基本知識をざっくりと理解できるのはよかったが、ちょっと話が硬くて(特に後半は)教科書くさい。もう少し興味を引くような文章だと面白いのだが。

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一橋大学経済学部の作品

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