幣原喜重郎と二十世紀の日本―外交と民主主義

著者 :
  • 有斐閣
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641173279

作品紹介・あらすじ

二十世紀の日本は、明治・大正期、昭和戦前期、そして戦後という三つの時代を経験した。明治・大正期の日本は、日清・日露戦争に勝利し、パリ講和会議やワシントン会議を通じて大国の地位を築き上げた。国内では政党政治が定着し、幣原も護憲三派内閣で外相に就任した。だが昭和戦前期には、満州事変や五・一五事件を経て政党政治が崩壊し、日本は破局への道を転がり落ちていく。浜口内閣と第二次若槻内閣で外相を務めた幣原も、その後は忘れられた存在となる。しかし戦後、日本は占領改革や高度成長により、経済大国として蘇る。幣原も首相そして衆議院議長として、天皇制の存続や憲法制定などの改革に尽力した。東京裁判に出廷したほか、外務省の保全や超党派外交にも努めている。日本を代表する外政家として、陸奥宗光や小村寿太郎と並び称される幣原喜重郎の生涯をたどり、合わせて二十世紀日本の通史を試みる。

著者プロフィール

中央大学総合政策学部教授
1968年生まれ 神戸大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学 博士(政治学)
〔主要業績〕
『増補版 幣原喜重郎──外交と民主主義』(吉田書店、2017年)、『外交を記録し、公開する――なぜ公文書管理が重要なのか』(東京大学出版会、2020年)、Eisaku Sato, Japanese Prime Minister, 1964-72: Okinawa, Foreign Relations, Domestic Politics and the Nobel Prize (translated by Graham B. Leonard, London: Routledge, 2020)

「2020年 『外交回想録 竹下外交・ペルー日本大使公邸占拠事件・朝鮮半島問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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