- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641180147
作品紹介・あらすじ
わが国の行政にとって全く新らしい経験であった「情報公開」は、民主主義社会のキー・ワードといわれている。戦後40年、大きな転換期を迎えつつある現代行政にとって、「情報公開」の適切な運用と、「開かれた行政」に対する住民の信頼の確保とは、まさに、民主政治の基礎固めと発展のため不可欠の前提であるといってよい。しかし、「情報公開」の運用をめぐっては複雑で微妙な問題が少なくない上に、今日「情報公開」への一般認識は深まっているとはいえ、制度の内容や利用の方法については、国民の間に十分な理解があるとは言えないであろう。このような現実をふまえて、ここにはじめて企画された本書は、「情報公開制度」の運用にたずさわる実務家、企画立案にあたる関係者、一般公務員・学生、制度を利用される市民のために、「情報公開」の実際とその運用の問題点を具体的に解説した絶好のテキストである。