大学授業の技法 ケースブック (有斐閣選書)

  • 有斐閣 (1997年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (302ページ) / ISBN・EAN: 9784641182783

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  • 2017年、大学時代に読んだ本

    赤堀侃司「ケースブック 大学授業の技法」1997.4.10 有斐閣選書


    大学の授業で大事なこと

    1.学生が主体的に勉強する、学習すること。
    2.資料が豊富であり、教員が教えなくても自学自習ができるようになっている。
    3.教員が授業に対して熱心である。

    諸外国では、研究業績の他に、教育への貢献や地域社会への貢献が昇進の人事に反映されている。

    実践事例を読むことは、生きた文章を読むことであり、おもしろいし、知恵や知識が埋め込まれている。

    「効果的な学習活動の導入」
    制作や発表、討論、学生相互の学習をさせる。生徒にスライドを作成させる。作成の過程で学ぶことが多いため、基礎を与えて制作させるのではなく、制作する過程で基礎が学べる。学生は自分の考えや発想が活かせる応用的な実験を好む。
    そして、学習した内容を表現することが、発表や討論である。

    「テキスト・資料の改善」
    大学の授業の難しさは、研究途上の内容や体系化されていない分野も多く、自作しなければならない科目が多いことである。
    テキストや資料などから学生自身が知識の体系を作らせ、そこ構造化の過程を経験することによって知識体系に組み込まれるのではないだろうか。

    「課題の出し方」
    レポートは現実との関わり合いが重要である。論述する理論と現実との橋渡しがレポート課題の意味といえる。
    テストとはその知識を確認するためのものであるが、これは教師に限らず学生も自分の目で確認したいのである。そのためできるだけ授業の始めでフィードバックしたい。またどのような知識を理解したか、どんな技能が形成されたのかをきちんと自分で確認することは、生徒の学習意欲に繋がる。フィードバックがない環境では、何も学習しないことはこれまでの研究で明らかである。

    自分で何を書いたかわからなくなる時があるが、手書きの文字を消すことなくそのまま残す方法は、優れた方法であるといえる。学問の理論や内容を学生自身の体験と関わりで学習すると効果が高い。たとえば、初めに問いかけを行い、その回答に従って背景や解釈できる理論を説明するという方法がある。

    また「もしこの立場であったら」という課題を出すと学習意欲は高まる。受け身の構えから当事者の構えに変化するから、多くのことが読めるようになるのである。

    小中学校のベテラン教員から学ぶということも大事である。コミュニケーションのベテランであるため。
    学生からコメントを書かせるという事例もおもしろい。これは次回の授業内容に反映させなくてはならない。
    情報を受け取ると必ず人間は自分がすでに持っている知識を付加して解釈する。そして丸覚えじゃなく、意味を探索し、自分なりの意味を作りあげる。その意味が教員の話している意味と違った時、質問や疑問が出てくる。

    「授業で主張したいこと、説明したいことは主語+述語の命題文の形で明確にすることが必要である。

  • 108円購入2018-06-17

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著者プロフィール

東京工業大学大学院修了後、静岡県高等学校教諭、東京学芸大学講師・助教授、東京工業大学助教授・教授、白鷗大学教授・教育学部長を経て、現在、(一社)ICT CONNECT 21会長、(一社)日本教育情報振興会 名誉会長、東京工業大学名誉教授、工学博士など。
専門は、教育工学。最近の主な著書は、「AIと人間の学び」(ジャムハウス、2022)、「教育工学への招待 改定新版」(ジャムハウス、2021)など。専門は、教育工学。

「2022年 『STEAM教育と俯瞰力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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