比較社会・入門 グローバル時代の「教養」 (有斐閣選書)

  • 有斐閣 (1997年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (188ページ) / ISBN・EAN: 9784641182820

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  • 『比較社会・入門――グローバル時代の「教養」』(苅谷剛彦[編] 有斐閣選書 1997)

    執筆者 〔担当箇所〕:
     苅谷 剛彦 〔序章・4章〕
     園田 茂人 〔1章〕
     山田 真茂留〔2章〕
     佐藤 郁哉 〔3章〕
     宮野 勝  〔5章〕
     瀬地山 角 〔6章〕
     山中 速人 〔7章〕

    【書誌情報】
    1997年04月発売
    四六判, 188ページ
    定価 1,728円(本体 1,600円)
    ISBN 4-641-18282-5

     企業,宗教,教育,ジェンダーなど身近なテーマを比較社会という視点から学びながらグローバル時代に必須の〈教養〉を習得する待望のテキスト。社会学系はもとより国際化時代の直中でますます増えている「国際○○」と冠した学部・学科・コース・ゼミなどで最適の基本書。
     「新書」のような読みやすさを備えた各章を読み進めることで,グローバル時代の〈教養〉を身につける。本書のねらいはそこにある。知識伝達型に終始した従来の大学教育への反省に立ち,私たちは一年余りの共同研究を通じて,視点のとり方や常識を疑う力の養成をめざした,新しいタイプのテキストづくりにつとめてきた。 (「はしがき」より)
    http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/4641182825

    【主な目次】
    序 グローバル時代を生きる/いま求められる〈教養〉とは何か 
    1 企業/異文化理解の落とし穴 
    2 宗教/洗脳社会の謎 
    3 芸術/アートはビジネスになりうるか 
    4 教育/ニッポンは学歴社会か?
    5 価値観/フェアって何? 
    6 ジェンダー/主婦する・しないの選択 
    7 エスニシティ/私の異文化体験・〈福祉〉の現場から 


    【目次】
    はしがき(1997年2月 苅谷剛彦) [i-ii]
    執筆者紹介 [iii-iv]
    もくじ [v-x]

    序 グローバル時代を生きる――いま求められる〈教養〉とは何か 001
    グローバル時代の到来 (2)
    グローバル時代の〈教養〉 (4)
    比較社会への招待:合わせ鏡としての比較 (6)
    知識の受容から創造へ (8)
    この本の使い方 (10)

    1 企業――文化理解の落とし穴 013
    中国になびく日本企業 (14)
    「同文同種」の中国? (15)
    日本的な「会社主義」は通じない (16)
    異なる意思決定の方法 (17)
    謎解きの旅へ (19)
    「集団主義」の日本・「関係主義」の中国 (21)
    新しい謎との遭遇:なぜ回答者によって意見が異なるのか? (23)
    文化的な違いを沈潜させる制度 (25)
    異文化論の落とし穴 (25)
    Think yourself!:考えてみよう 027
    学習:この章の理解のために 028
    テーマに関連する用語 028
    引用・参考文献 030

    2 宗教――洗脳社会の謎 033
    カルトと洗脳 (34)
    カルトの最期 (35)
    宗教社会アメリカ (38)
    アメリカの市民宗教 (38)
    脱洗脳の怪 (40)
    自発性という鍵 (41)
    自発的な献身 (42)
    貪欲な組織 (45)
    信仰の多様性 (48)
    郷に従う日本組織 (49)
    Think yourself!:考えてみよう 050
    学習:この章の理解のために 051
    テーマに関連する用語 052
    引用・参考文献 053

    3 芸術――アートはビジネスになりうるか 57
    ダーティ・ワードとしての商業主義 (58)
    小劇場ブームと商業化批判 (59)
    商業主義は分析用語か (61)
    アメリカにおける実験的演劇の「組織化」 (62)
    日本の小劇場の場合 (64)
    アメリカ演劇の制度化 (66)
    日本における助成の拡大と芸術の制度化 (69)
    日米の相違と制度化の功罪 (72)
    Think yourself!:考えてみよう 075
    学習:この章の理解のために 076
    テーマに関連する用語 077
    引用・参考文献 078

    4 教育――ニッポンは学歴社会か? 083
    学歴社会という「常識」 (84)
    常識を裏付ける事実 (85)
    「学歴社会」という認識 (86)
    ニッポンだけが「学歴社会」か?:学歴社会の国際比較 (89)
    学歴社会論の有無 (92)
    アメリカの「学歴社会論」 (93)
    人種差別と「学歴社会」 (95)
    比較から見る日本社会の特質 (96)
    Think yourself!:考えてみよう 098
    学習:この章の理解のために 098
    テーマに関連する用語 099
    引用・参考文献 100

    5 価値観――フェアって何? 103
    「公正=フェア」はなぜ問題か (104)
    言葉の意味の守備範囲 (105)
    「公正」って何? (107)
    単純集計の国際比較の落とし穴:語感差説と性格差説 (109)
    国際比較の方法:合成得点作成を中心に (112)
    欧米と日本との比較:公正観の合成得点を構成して (113)
    アメリカとイギリスの比較 (115)
    結論 (116)
    Think yourself!:考えてみよう 117
    学習:この章の理解のために 118
    テーマに関連する用語 119
    引用・参考文献 120

    6 ジェンダー ――主婦する・しないの選択 123
    比較の軸をつくる――労働力再生産メカニズムのパターン (124)
    韓国・台湾・日本の主婦と女子労働 (126)
    データを扱う (128)
    背景をなす規範――家父長制 (134)
    Think yourself!:考えてみよう 138
    学習:この章の理解のために 139
    テーマに関連する用語 139
    引用・参考文献 141

    7 エスニシティ ――私の異文化体験・〈福祉〉の現場から 143
    困難な仕事――ある個人的な体験から (144)
    KPTという街 (145)
    彼らが理解できない (146)
    さまざまな問題 (147)
    調査にとりかかる (149)
    何がわかったか――分析の結果 (151)
    2つのスラム (153)
    調査結果をどう受けとめるか (155)
    「貧困の文化」 (156)
    別の見解 (157)
    答えのない問題 (159)
    Think yourself!:考えてみよう 159
    学習:この章の理解のために 160
    テーマに関連する用語 161
    引用・参考文献 162

    ★比較社会・調査法の基礎★ 
     インタビュー 166
     フィールドワーク 168
     質問紙調査(サーベイ・メソッド) 169
     定量的分析 172

    索引 [175-178]

    [コラム]
    (1) ブルーカラーに高く評価される日本の企業 32
    (2) 海外勤務にあう人,あわない人 32
    (3) 予言がはずれるとき 56
    (4) 信仰を語りたがらない日本人 56
    (5) 日本におけるNPO制度の可能性 81
    (6) 日本の商業演劇は「団体客演劇」? 81
    (7) 「就職差別」の変遷:学歴社会は弱まってきたか? 102
    (8) 能力主義と努力主義:能力別学級の比較 102
    (9) 年功賃金を廃止することは,人々の公正観にどのような影響を与えるだろうか 121
    (10) 東欧と比較したらどうなるだろうか 121
    (11) 短大=花嫁修業? 142
    (12) 主婦のつぎへ 142
    (13) 日本は単一民族社会か 164
    (14) 日本のエスニック・コミュニティ 164

    [図表一覧]
    図1-1 稟議を重視している割合 18
    図1-2 中国進出が抱える問題(複数回答) 20
    図1-3 日本的経営に対する肯定的な評価 23
    図1-4 労働条件に対する不満度 24
    図2-1 宗教をもつ人の比率(国際比較) 37
    図2-2 仕事人間の加齢による推移(国際比較) 44
    図2-3 職場への一体感と組織による拘束感 47
    図3-1 小劇団動員数の推移(1976-1993) 60
    図3-2 全国ホール施設設置状況 69
    図3-3 地方公共団体および文化庁の文化関係予算の推移 70
    図4-1 大学ランク別・内定先企業規模 86
    図4-2 学歴主義指数の国際比較 90
    図5-1 水とwaterの守備範囲の比較 106
    図5-2 健康状態の日米比較 111
    図5-3 平等スケールの得点の国別分布 114
    図6-1 日本の女子の学歴別有業率(1992年) 130
    図6-2 韓国・台湾の女子労働力率 131
    図7-1 フイ・コクア登録者たちの諸類型 152

    表4-1 大学別中間管理職輩出率(1961年卒,入社) 87
    表4-2 日米英における生得的要因と学歴により説明される職業的地位(初職,現職)と所の分散の割合と学歴優位率(重回帰分析) 91
    表5-1 4つの合成得点の国別平均値 115
    表6-1 韓国・台湾・日本の女子労働力率(%) 127
    表6-2 大学進学率 128
    表6-3 韓国・台湾・日本の学歴別女子労働力率(%) 129
    表6-4 都道府県別の専業主婦の比率(1990年,%) 132
    表7-1 数量化第III類による分析結果(カテゴリー・スコア) 150

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著者プロフィール

苅谷 剛彦(かりや・たけひこ):1955年東京生まれ。東京大学教育学部卒、同大学院修士、ノースウェスタン大学で博士号取得(社会学)。東京大学教育学部教授、オックスフォード大学教授などを歴任。現在はオックスフォード大学名誉教授/上智大学特任教授。専門は社会学、現代日本社会論。主な著書に『大衆教育社会のゆくえ』(中公新書)、『階層化日本と教育危機』(有信堂高文社、2001年大佛次郎論壇賞奨励賞)、『教育改革の幻想』(ちくま新書)、『教育の世紀』(弘文堂=ちくま学芸文庫増補版、2005年、サントリー学芸賞)『追いついた近代 消えた近代』(岩波書店、毎日出版文化賞)など。

「2025年 『日本人の思考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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