証券市場論 (有斐閣ブックス)

制作 : 二上 季代司  代田 純 
  • 有斐閣
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641183933

作品紹介・あらすじ

証券市場論の原点に立ち返って、証券のもつ独自の意義を再確認する基本テキスト。証券そのものに焦点を当て、市場で取引されることの意義や諸現象ならびに市場の仕組みについて解説する。金融資産の累積と機関投資、コーポレート・ガバナンス、デリバティブ取引、証券規制・行政についても言及。

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  • 「著者より」(書斎の窓2011年9月号に掲載)――有斐閣書籍編集第2部
    http://yuhikaku-nibu.txt-nifty.com/blog/2011/09/post-a7a2.html

    【目次】
     序 章 有価証券とは何か――――――――――01
    0-1.証券市場の取引対象 0-2.資本証券 0-3.証券の流通 0-4.証券の価格 0-5.証券市場と金融市場 0-6.金融資産の累積と機関投資 0-7.コーポレートガバナンス 0-8.デリバティブ 0-9.証券行政と証券政策

     第01章 株式会社――――――――――――――11
    1 会社の定義と種類
    1-1.企業と出資者 1-2.出資の「受け皿」としての会社 1-3.会社の法人性・社団性・営利性 1-4.会社の種類
    2 株式会社の歴史と特徴
    2-1.「ソキエタス」と「コンパーニア」 2-2.イギリスとオランダの東インド会社 2-3.額面の均一化と額面の小口化 2-4.資本多数決方式 2-5.南海泡沫事件 2-6.アダム・スミスの懸念 2-7.株式会社制度の確立 2-8. 資本の集積2-9. 意思決定メカニズム
    3 株式会社における株主の権利・特性
    3-1.株主の権利 3-2.株主総会と議決権 3-3.剰余金の配当を受け取る権利 3-4.残余財産の分配を受け取る権利 3-5.株主代表訴訟間 3-6.株式買い取り請求権 3-7.株式有限責任 3-8.株式の譲渡自由の原則
    4 株式会社の抱える問題

     第02章 証券の流通―――――――――――――41
    1 資金の満期変換とその方法
    1-1.銀行による満期変換機能 1-2.融資債権の転売
    2 有価証券とは何か
    3 権利と証券の結合と分離
    3-1.株券なき株式、株式なき株券 3-2.手形(貨幣証券)と株券(資本証券) 3-3.株券不所持制度 3-4.除権決定と有価証券
    4 株券の電子化
    4-1.振替決済制度 4-2.株券の電子化(株式の不発行化)
    5 証券取引所の役割と特徴
    5-1.会員制度と委託売買制度 5-2.上場制度 5-3.市場集中義務と固定委託手数料制
    6 証券取引所の変貌
    6-1.場外取引の増加 6-2.証券取引所の株式会社化

    第03章 証券価格の形成―――――――――――63
    1 株式の権利と株価
    2 利潤証券(収益価値)
    2-1.資本資産の成立条件 2-2.成長株価格(投資と投機の結合) 2-3.株価を決めるのは配当か、それとも利益か
    3 財産証券(資産価値)
    3-1.清算価格と財産証券 3-2.資産価値と財産証券 3-3. qレシオ(株価実質純資産比率)と財産証券
    4 支配証券(のれん価値)
    4-1.コントロール(支配権)プレミアム 4-2.株式持ち合い
    5 株価の変動要因
    5-1.配当と株価 5-2.金利と株価 5-3.業績相場・金融相場・需給相場 5-4.投機と株価
    6 効率的市場仮説とCAPM
    6-1.CAPM 6-2.効率的市場仮説 6-3.アノマリー現象 6-4.行動ファイナンス
    7 アメリカの株価、日本の株価
    7-1.1970年以降のアメリカの株価 7-2. 1970年以降の日本の株価

     第04章 証券発行市場――――――――――――91
    1 企業金融と証券発行
    1-1.企業金融の基本 1-2.株式の発行方式
    2 社債とエクイティ・ファイナンス
    2-1.普通社債と発行規制の緩和 2-2. エクイティ・ファイナンスとは何か 2-3.日本の株式発行市場の歴史
    3 アセット・ファイナンスと証券化
    3-1. アセット・ファイナンスと資産売却3-2. デッド・ファイナンスとの比較
    4 国債制度
    4-1.公債とは 4-2.国債の発行方式 4-3.国債の発行政策 4-4.地方債・政府保証債・財投機関債

     第05章 証券流通市場―――――――――――117
    1 株式の取引市場と店頭市場
    1-1.取引所市場の形成 1-2.上場と売買の監視 1-3.取引所と売買制度 1-4.取引所の組織形態と会員制度 1-5.株式と店頭取引
    2 株式流通市場と投資家
    2-1.外国人投資家 2-2.個人投資家 2-3.信用取引 2-4.ネット証券 2-5.空売り
    3 株式分析
    3-1.株価分析と証券アナリスト 3-2.株式投資の尺度 3-3.株価指標3-4. 株式流通市場の歴史
    4 債券流通市場
    4-1.債券流通市場の仕組み 4-2.取引手法 4-3.債券の利回り 4-4.債券流通市場の現状と今後

     第06章 証券業と証券会社―――――――――145
    1 証券業務とその機能
    1-1.証券業務とその収入 1-2. 証券業務の機能1-3. そのほか証券関連業務
    2 証券業者――証券業務の担い手
    2-1.機能分化とその消滅 2-2.銀行・証券の分業と兼営
    3 日本の証券会社
    3-1.証券業務(第1種金融商品取引業) 3-2.金融機関と証券業務
    4 証券会社の収支・財務
    4-1.収支状況4-2.財務状況 4-3.業態別特徴

     第07章 金融資産の累積と機関投資家――――171
    1 金融資産の累積とその背景
    1-1.金融資産の累積 1-2.金融資産累積の背景 1-3. 金融資産累積の影響
    2 機関投資家の成長
    2-1.投資信託 2-2.年金 2-3.生命保険 2-4.投資顧問業 2-5.ヘッジファンド 2-6.証券化
    3 機関化の影響

     第08章 株式所有構造の変化と企業買収―――199
    1 株式市場と所有構造
    2 財閥解体と持合いの発端
    3 持合いの目的
    4 持合いの影響
    5 持合い関係の解消
    6 持合い関係低下による変化
    7 ライブドアによるニッポン放送買収
    8 敵対的買収防衛策

     第09章 デリバティブ―――――――――――231
    1 先物
    1-1.先物とは 1-2.先物取引の仕組み 1-3.先物価格 1-4.先物の投資方法
    2 オプション
    2-1.オプションとは 2-2.オプションの種類 2-3.オプション取引の仕組み 2-4.オプションの投資効果 2-5.オプションの投資戦略
    3 スワップ
    3-1.スワップとは 3-2.金利スワップ 3-3.通貨スワップ3-4. スワップ取引の応用
    4 サブプライム問題と金融危機
    4-1.CDSとは何か 4-2.CDSとモノライン取引 4-3.大手保険会社の破綻とCDS 4-4.日本におけるCDS

     第10章 証券行政と証券政策――――――――253
    1 証券行政の体系と自主規制機関
    1-1.証券行政の体系 1-2.自主規制機関
    2 証券政策とは
    2-1.証券政策の定義と目的 2-2.証券政策前史:戦後~高度成長期前半
    3 証券政策の展開1
    3-1.高度成長期後半:証券恐慌~1970年代前半 3-2.安定成長期:1970年代後半~80年代 3-3.70年代後半から80年代にかけての米英における重要な証券政策
    4 証券政策の展開2
    4-1.金融制度改革法の成立と金融持株会社の解禁:業態間相互参入の幕開け 4-2.金融システム改革法:日本版ビッグバン 4-3.1990年代のその他改革 4-4.日本版ビッグバン以降の証券政策
    5 証券法制の概要
    5-1.金融商品取引法の枠組み 5-2.不公正取引 5-3.開示規制
    6 証券税制

    索引――――――――――――――――――――281

  • 同著者による『日本の株式市場と外国人投資家』が良かったので。

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